保険料の支払いが困難!お金がない時は学資保険を解約すべき?

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子供がいる世帯では、将来の教育資金として学資保険に加入している場合が多いでしょう。しかし、学資保険を受け取るまでには長い期間が必要となり、その間世帯主の収入減や、リストラ、病気などが原因で保険料を捻出するのが困難になる場合もあるかもしれせん。
このような場合、学資保険を解約するのが最善策なのか考えてみましょう。

【学資保険を解約するデメリット】
学資保険は、契約期間によっては今まで支払った保険料よりも返ってくる金額が少なく、元本割れをして損をする場合があります。
これは、学資保険も含めた貯蓄性の保険と呼ばれるものには、一定の手数料が保険料に付加されているため、解約時期によっては運用益を合わせても損をする場合があるのです。
特に学資保険を契約して間もない頃には、大きな運用益も期待できないため解約返戻金はかなり少なくなるので、元本割れをするリスクがあることを覚えておきましょう。
このようなリスクを考えると、学資保険の解約はできるだけ避け方がよいと言えるでしょう。

【保険に入れなくなる?】
また、学資保険を一旦解約して、数年後家計に余裕がでた時にまた加入しようと思っている人もいるでしょうが、その時に必ず加入できるとは限りません。これは、各保険会社で子供が学資保険に加入できる年齢が決められているからです。
一般的には、学資保険に加入できる年齢は7~10歳までの所が多いようです。
ですから、安易に解約をしてしまうと後に加入することができなくなるリスクがあることも覚えておきましょう。

【貯蓄よりも学資保険が有利?】
学資保険を解約して、銀行にお金を預けた場合について、学資保険と貯蓄を比較してみましょう。
銀行などで子供の教育費を貯蓄する場合、いつでも安易に引き出すことができるというメリットがある反面、貯蓄ということを考えると、すぐに引き出せるため、必要な時期までに教育費を確実に貯めることができない、というリスクがあります。
また、銀行等にお金を預けても現在のような低金利の時代では多くの金利を期待する事はできません。
これに対して、学資保険は満期時まで契約をした場合、一般的には支払った保険料以上の満期金を受け取ることができるため、お得と言えます。
家計の収入が減ったり、支出が増えて保険料の支払いが困難になった場合は、できるだけ解約をせず保険会社に相談をして、自動貸付制度などを活用してみるとよいでしょう。

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