子供の教育費はどうやって貯める?学資保険以外の運用方法

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教育費は、人生における3大出費と言われるほど大きな割合を占めるものです。子供の教育費を貯める方法として人気なのが学資保険ですがこれ以外に有効な運用方法はないのでしょうか?

【子供の教育費を貯めるうえで重要なポイント】
まず、子供の教育費を貯める上で重要なことはいくつかあり下記のような点に注意が必要です。

・子供が生まれたときに、学資が必要な時期は決まっているため準備した学資金が将来大きく目減りしてしまうというリスクは避けなければなりません。
ですから、リスクをとった運用、株式やFXなどは教育費を貯める方法としては適しません。

・保険商品を検討する場合、学資を積み立てるという貯蓄を目的とし、他の医療保障などは省いたシンプルなものにするべきです。

・子供の医療保障と教育費は別に加入し、子供の医療保険を考える場合は保険料の安い掛け捨てにしましょう。

・学資保険を検討する場合、中学入学、高校入学時に祝い金が受け取れるものよりも最も資金が必要になる大学入学時にまとめて受け取れるものの方が返戻率も高くおすすめです。

・保険料の支払いを月払いから年払いにするなどの方法で払込期間を短縮することも返戻率を上げる効果があります。

【学資保険以外でのおすすめの運用】
子供が生まれたらみな当然のように学資保険に加入しますが、一度この固定観念を取り除きそれ以外の運用方法を検討してみてはいかがでしょう。
学資保険にはない魅力やメリットもあるかもしれません。
例えば、近年のような低金利の時代では学資保険に加入していても返戻率は昔ほどよくありません。かといって、銀行に18年間お金を預けていても数十円の利子が付く程度でしょう。
このような場合おすすめなのが、個人向け国債です。個人向け国債は、購入できる単位が1万円以上からですので学資保険の月払い保険料とほぼ変わりませんし、銀行に預けるよりも利子ははるかにいいのです。また元本保証付きですので元本割れをするリスクがなく、子供の教育費として積み立てるのに安心です。
また変動金利であるため、将来のインフレ上昇や、長期金利上昇に連動して金利の改定を行いますのでインフレ時にも安心です。

【まとめ】
学資保険は、親である契約者に万が一のことがあった場合にその後の保険料が免除されるなどのメリットはありますが、長期間支払い続けること、資金運用先が固定されることなどのデメリットもあります。
また、保険料が支払えなくなり解約をする場合は、元本割れをするリスクもあることを十分理解して、預け先や運用を考えるようにしましょう。

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