学資保険と定期貯金の違いは?結局どっちがお得なの?

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子供の教育費を貯める方法として、学資保険が有名ですがそれ以外にも定期貯金をして子供の将来の教育費を貯める家庭もあります。
そこで、それぞれの違いとどちらがお得なのか比較検討してみましょう。

【学資保険と定期貯金の違いとは?】
学資保険が教育費を貯める方法として優秀と言われる点は、強制的に学資を積み立てることができるからです。
定期貯金の場合も、毎月口座から引き落としにしておくと、積み立てることはできますが、積立てができなかった場合は学資保険ほどリスクがありません。
定期貯金の場合は、契約者の口座に残高がなくてもその月の定期預金ができないだけで特別なリスクはありません。
しかし、学資保険の場合は保険料の引き落としが数か月できなければ保険が失効してしまい解約することになります。
学資保険は早期解約すると元本割れをするリスクがあるため、このようなことにならないよう、無駄な出費を抑え節約しながら積み立てができるのです。
また、学資保険には定期貯金にはない「死亡保障」もついています。
契約者に万が一のことがあった場合は、その後の保険料の支払が免除され、満期金も契約通り貰うことができます。
これらの点が学資保険と、定期貯金の大きな違いと言えるでしょう。

【利率はどれくらい違う?】
学資保険は、このように保障と貯蓄ができるものです。
では、学資保険と定期貯金では利率はどれくらい違うのでしょうか?学資保険の利率は各保険会社や保険内容によって違いますが一般的に110%前後になります。
次に学資保険と同じ期間銀行にお金を預けていた場合を考えてみましょう。
近年の利率0.3%で計算した場合の返戻率はおよそ102~103%程度となっており、断然学資保険の方が有利であることが分かります。
途中解約をすると元本割れをするためリスクはありますが、貯蓄性、死亡保障の有無、などを考えると学資保険が有利と言えるでしょう。

【学資保険か定期貯金か】
定期貯金は、いつ解約をしても元本割れをするリスクはありません。
計画的に貯蓄ができない人や、どうしても自分に甘い人などは、定期貯金はハードルが低くおすすめしません。
一方学資保険にも注意点はあり一般的に15年~18年という長期間契約することになるため、保険料の負担については慎重に検討すべきです。
将来ライフプランや、家族構成の変化などがあっても保険料を支払えるように余裕をもった金額に設定することが重要です。

【まとめ】
学資保険と定期貯金を比較すると、子供の将来の教育費を貯める方法としては貯蓄性、保障性から考えて学資保険の方が有利と言えるでしょう。
ただ注意点として学資保険を途中解約しなくてもよいように、保険料は確実に支払える金額にしておきましょう。

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