学資保険の満期による受取時期。いつがいい?

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お子さんのために積み立ててきた学資保険。多くの方は受取時期を18歳に設定しているようですが、でもそのほかの時期を検討してみるのも良いようです。
いつがベストなのか、何を基準にするかを今回は説明したいと思います。

【時期を数か月ずらすメリットも】

お子さんが18歳の誕生日を迎えたときに学資保険を受け取ることも良いのですが、これは多くの方がそのお金を大学の学費に充てることを想定しているためと思われます。
さて、お子さんの誕生日はいつでしょうか?

大学入試試験の時期は何かとお金が必要になりますね。何校か受ける場合もあります。推薦入試、AO入試など多様化する入試制度によってお金のかかるポイント時期も増えています。
申し込みをするときは契約日やプランにも注目しましょう。
18歳ではなく17歳満期のプランを選べば、そのお金を入試などに充てることができますね。また、18歳でも1月や2月に契約し、満期になったら受け取るプランにすれば入試の他にも推薦で受かった場合には大学の入学金も用意する時期になりますから、入試から入学の資金として設定するのには誕生日でない方がお得になるかもしれません。

【複数にして賢く受け取る】

学資保険に2つ入って、それぞれ違う時期に受け取るというのも一つの手です。
17歳-18歳、18歳-20歳にすればそれぞれ必要な場面で、お金を得られるということになります。
小学生、中学生から入試を予定しているのであれば、そのためのコースプランの保険に入ると良いでしょう。たとえばかんぽ生命であれば「小・中・高・大学入学時」の学資金準備コースがあり、段階的に祝い金を受け取ることができます。このコースだと祝い金の受け取りの選択ができ、もらわずに貯めておくということもできます。ずっと貯蓄して祝い金を受け取るのをあとに回すほど利息がつくため、どの選択をしても余裕を持って学費のことを考えることができるでしょう。

【受取人と契約者にも注意】

結論から言うと、受取人と契約者は同じ人にした方が良いです。
同じであれば税金は所得税になりますが、契約者と受取人が違う場合で110万円を超える受取金額があると贈与税がかかります。お子さんのための学資だから…と受取人をお子さんにしようと考える親御さんもいると思いますが、こういうちょっとした落とし穴に注意した方がいいですね。

【まとめ】

保険にかける金額以外、一見そんなに違いはなさそうな学資保険ですがいろいろなコツが受取時期だけでもいろいろあることをご理解いただけたでしょうか。
家庭の経済状況に合わせてベストな選択をしたいものですね。

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