学資保険でも控除は受けられる?

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【はじめに】
学資保険とは、子どもの教育費用を確保するために活用する保険です。平成28年度に文部科学省が調査した子供の教育費についてのデータによると、全て公立の学校に幼稚園から高校まで出た場合は約450万円、私立だと約1770万円かかるといわれています。
教育費以外にも子どもを育てるのはお金がかかりますよね。学資保険にはいろいろとメリットがありますが、生命保険控除の対象になることはご存知ですか?
今回は「学資保険でも控除は受けられる?」というテーマでお話していこうと思います。

【学資保険は生命保険の一種】

学資保険は、基本的に子どもの将来の学費を積み立てる商品です。子どもの学費の積立て以外にも、親に万が一のことがあり教育費や養育費が支払えなくなった場合にもカバーしてくれるというメリットがあります。さらに学資保険は生命保険の一種になりますので、生命保険に加入したときに受けられる生命保険料控除の対象になります。生命保険料控除を受けるにはサラリーマンの方なら年末調整で、自営業者なら確定申告での申請が必要になります。また、受けられる控除額には制限がありますので、具体的にどんな控除が受けられるのか、金額はどれくらいもらえるのかを把握しておくことが必要です。

【控除を受けるための注意点】

学資保険は、一般生命保険料控除の枠に入ります。実際に控除を受ける際に気を付けておくことをいくつかご紹介します。

1.控除適用額限度を超えている
すでに生命保険等で満額の4万円の控除を受けている場合は、控除適用限度額に達しているので控除の対象とはなりません。

2.生命保険の期間が5年未満の短期契約の場合
保険会社によって変わってきますが、保険の期間が5年未満の短期の生命保険等の中には、控除の対象にならない場合もあります。加入中の学資保険の控除条件について事前に調べておきましょう。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?今回は、「学資保険でも控除は受けられる?」というテーマでまとめてみました。
「学資保険」という文字を見ると学費のための保険という印象を受けると思います。ですが、親に万が一のことがあった場合に子どもの助けになるという生命保険の性質を持っています。だから、生命保険料控除が受けられるのですね。
学費としての側面と生命保険としての側面の両面があることを考えると、子どもの将来のために学資保険への加入を検討してみてもいいのではないのでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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