学資保険と年末調整について

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【はじめに】
みなさんは学資保険に加入していますか?
単身世帯では少ないでしょうが、子供が生まれたタイミングで学資保険に加入する方は多いと思います。
実は学資保険は保険料控除の対象になることをご存知でしょうか?
積立していく形式なので保険という意識が薄いかもしれませんが、しっかり保険料控除の対象になっています。
今回は年末調整を使った学資保険の控除申請を紹介していきたいと思います。

【学資保険と年末調整】

サラリーマンの方にとってはおなじみの年末調整。毎年末、所得税の計算のために提出していると思います。学資保険は意外にも生命保険とみなされています。
ですので、一般生命保険料控除の対象になっており、一年間で払った保険料に応じて控除を受けられます。
注意したいのは学資保険に加入した時期です。2012年を境に同じ学資保険でも、控除額の計算方法が異なっています。
細かい計算式はここでは割愛しますが、2012年以降に加入した学資保険ならば最大で4万円の控除、2011年以前ならば最大で5万円の控除を受けられますので、ぜひ活用したいものです。

実際に年末調整を記入するときには学資保険の保険証書があると便利でしょう。各項目を間違いなく正確に記入できます。さらに添付書類として「生命保険料控除証明書」が必要となります。10月中旬に保険会社から送られてきますので大切に保管しましょう。

ちなみに配偶者名義で学資保険を契約していたとしても、控除は受けることが可能です。今まで夫婦別々で年末調整・確定申告していた方も、これからは年末調整で統一してもいいでしょう。

【もし年末調整を忘れたら?】

「学資保険は控除の対象じゃないと思っていた!」というあなたにも朗報です。実は年末調整で申請していなかったとしても、まだ取り返しはつきます。以下その代表的な方法を見ていきましょう。

・確定申告
もっとも代表的なものがこれです。年末調整は12月末までの提出ですが、確定申告は2~3月に行われるので、忘れてしまった人はこちらで申請しましょう。毎年混雑している様子がニュースで流れて少しウンザリしている方は、e-TAXを利用しましょう。マイナンバーカードさえあれば、自宅でパソコンから申請可能です。

・還付申告
あまり聞きなれない申請方法かもしれませんが、こちらは払い過ぎた税を返してもらえる制度です。確定申告の書類を使って申請できますので、やり方は確定申告と変わりがありません。受付期間はかなり広くとられており、5年間となっています。必要書類はなくさないようにとっておきましょう。

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