学資保険は長丁場!年末調整で控除申請をしよう

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はじめに

学資保険は教育費を確保するために有効な保険です。
もしお子さんが0歳から加入したら、18歳~20歳になるまでと考えて18~20年。
そのほかに親御さんが働いている間は保障がほしいと思い医療保険に加入している家庭も多いでしょう。
そうすると保険という保障がある安心はありますが、保険料の出費はそれで頭の痛いところ。少しでも抑える方法はあるのでしょうか。
今回はそのことについてお話したいと思います。

学資保険も年末調整ができる?!

幼稚園(3歳)~高校卒業(18歳)の間の教育費はいくらくらいになるのでしょうか。
あるサイトのデータによると、すべて公立だとしても約540万円、すべて私立になるとおよそ1770万円とあります。
教育費を確保したいと学資保険に加入したとしてもお子さんが成人するまで20年弱。その間にマイホームローンを組むかもしれませんし、車を買うかもしれません。そのやりくりのために「学資保険は年末調整ができる」ということを覚えておきましょう。

生命保険は所得税・住民税の控除を受けることができ、学資保険もその対象となります。学資保険は終身保険や定期保険などと同様に一般生命保険料控除として扱われる保険です。

どのくらい控除される?

◎所得税の控除
年間の支払い料などが
・20000円以下
支払保険料などが全額控除となります。

・20000円超~40000万円以下
支払保険料など×1/2+10000円の額が控除となります。

・40000円超~80000万円以下
支払保険料など×1/4+20000円の額が控除となります。

・80000円超
一律で40000円の額が控除となります。
適用される控除の限度額は40000円までとなります。

◎住民税の控除
年間の支払い料などが
・12000円以下
支払保険料などが全額控除となります。

・12000円超~32000万円以下
支払保険料など×1/2+6000円の額が控除となります。

・32000円超~56000万円以下
支払保険料など×1/4+14000円の額が控除となります。

・56000円超
一律で28000円の額が控除となります。
適用限度額は28000円までとなります。

注意したいこと

上記のように適用限度額を超えると控除の対象にはなりません。
他の保険にも入っていてそれが生命保険料控除の対象になっている場合、複数の保険料を合わせると自分では気づかなくても限度額を超えていた、ということもあり得ます。
また、5年未満の短期の保険期間などは控除対象外になるなど、加入している学資保険によっては控除が受けられないこともあるためできれば事前に調べておく方が好ましいでしょう。

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