学資保険の役割とメリット・デメリットとは?

446e6d1f90d0f36ad95b88fc70653c2d_s

はじめに

子供が成長すると教育費をどのように準備していくのかが親の大きな悩みですよね。
そもそも親自身が「しっかり教育資金を貯金できるか?」や、進学先の費用・塾・習い事など子供に関わるお金の心配事は多いと思います。
そんなときに加入検討したい保険が学資保険です。
そこで今回は、学資保険の役割とメリット・デメリットについて紹介します。

学資保険の役割

学資保険には、お子さんの教育資金を準備する目的と医療保障を確保する役割があります。
文部科学省が平成28年度に行った「子供の学習費調査」では、幼稚園~小学校・中学校・高校・大学すべて私立に通うと1772万円かかると算出され、一方の公立に通学させると542万円かかるとされています。

そこで、契約する際にあらかじめ決めた時期に保険金を受け取ることができます。

例えば保険金の受け取る時期を、教育資金の負担が大きくなる入学・卒業に設定することで教育資金を効率よく準備することができます。
また支給される保険金は、一般的には支払った保険料よりも、多く支給されます。

学資保険には、医療保障の特約をつけることもできます。
そうすることで、子供が事故や病気などで入院や手術を行うときに前もって加入することで手厚い治療や待遇を受けることができます。
しかし、医療保障を付けることで契約を解除するときや契約終了時に支給される保険金が少なくなってしまう点には注意しましょう。

学資保険のメリット

最大のメリットは、契約を行い決められた日に決まった金額が自動的に引き落とされることです。
そうすることで、毎月のお金を使いすぎることなく、お子さんへの教育資金を着実に貯めることができます。
そのため、この保険はお子さんが多い方や貯金が苦手な方におすすめの保険です。

二つ目は、税制面について。
支給される学資保険金は税金がかからないケースがほとんどです。
なぜなら、保険金と毎月支払う保険料の差額が、控除額分50万円を超えることはまれだからです。

学資保険のデメリット

学資保険は、お子さんの教育資金を貯めるためのものなので、受け取る時期を高校卒業から大学までにすると支払っていた保険料を簡単には引きだせなくなってしまいます。
ですが、満期前にお金が必要な場合は、途中で解約することで解約返戻金を受け取ることができます。
満期前で、この保険を解約すると受け取れる金額が支払った保険料よりも少なくなります。

まとめ

今回は、学資保険の役割とメリット・デメリットについてまとめました。
このように学資保険には、学費の準備を計画的に進められることや税金がかからないことや換金性が低いなど様々なメリット・デメリットがあります。
お子さんの将来のために「いくら用意するか」や「受け取るタイミング」などを決めておきましょう。
しかし、子供のための教育資金は、親の収入や将来子供がやりたいことによって変わってきます。
そのためにも、これから学資保険の加入を検討されている方は、この記事を参考に保険の専門家への相談してみましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る