教育費で迷ったら学資保険か?定期預金か?

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はじめに

お子さんの教育費をどう貯めるか考えるとき「学資保険」か「定期預金」かで迷う親御さんも多いのではないでしょうか。
多くのサイトを閲覧してもどちらを選んでも賛否両論あるので余計迷ってしまいますね。
では、どのように検討すればよいのでしょうか。

学資保険と定期預金のメリットとデメリットは?
そもそも学資保険にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
定期預金と比較して挙げてみましょう。
まずはメリットからです。

学資保険の方が金利が高くなる

定期預金だと、どんなに大金を預けても何年経っても利率は0.01%でお金が増えることはありません。
しかし学資保険は、例えば「18歳満期」という契約にすれば、お子さんが18歳で受け取るまでに積み立て(預けた)期間が長いほど金利が高くなります。

学資保険は貯蓄計画がほぼ確実にできる

「お財布に現金が入っているとついつい使ってしまう」
という方も多いのではないでしょうか。それと同じように、定期預金はATMのある場所であればいつでもお金を引き出すことができます。
本来の「進学のための預金」という目的からそれてお子さんの塾代や部活で必要なものの代金などに、つい預金から引き出す・・ということがないとは限りません。
学資保険は解約をしないかぎり契約は続くので、その「心理的ストッパー」の役目を果たしているのです。

学資保険は「万が一」のときの保障となる

学資保険には、ほとんどに「払込免除特約」というものがついています。
もし契約者である親御さんに万が一のことがあった場合(死亡したり、重度の障がいを負ってしまう)には、その後保険料の支払いが免除となり、そして満期金は受け取ることができるというものです。
定期預金は十分な額がすでにあればよいのですが、貯えが不十分なときに万が一の自体が起こるとなかなか取り返しがつきません。

ここまで学資保険と定期預金を比較してメリットを挙げてみました。では逆にどのようなデメリットが学資保険にはあるのでしょうか。
以下に挙げてみます。

家庭の経済状況を考えずに保険に入ってしまう

「今は不景気だから」「保険の方が安心と聞いたから」という漠然とした理由で保険に入ってしまうとします。もし自分の家計の状態より高い保険商品を選んでしまうと、数年後保険料を払えなくなってしまう可能性があります。
現在は様々な民間保険商品があります。
自分の世帯の収入・支出を計算してみて無理のない保険を選んだり、必要のない保険は解約するという選択も必要です。
学資保険においても「大手がいいだろう」「返戻率が高いものがいいだろう」という漠然とした理由で選ぶのでなく、自分の家庭に合った保険商品を選ぶことが大事です。

まとめ

学資保険と定期預金はどちらもメリットとデメリットがあります。
そこでまだ迷ってしまう場合、教育費を貯める割合を「学資保険6割:定期預金4割」などとして、どちらか一方に全てを頼らないという考え方もおすすめです。

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