学資保険の告知義務について

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はじめに

将来の教育費を準備するために学資保険を検討している方も多いと思います。
ただし、学資保険は生命保険に分類されるので、健康状態などを開示する告知書を記入する必要があります。
何を聞かれるのか、診断書の提出が必要なのか、項目にひっかかると加入できないのか等、検討時に気になることは多いかと思います。
今回は、「学資保険の告知義務について」というテーマで学資保険に加入する時の告知内容や審査項目についてお話していこうと思います。

保険加入前の告知書と審査内容

通常の生命保険と違い学資保険は、親が契約者となり子供が被保険者になるため、告知の対象は親と子供両方になります。
そのため、どちらかの報告内容に問題があると加入が難しくなります。
学資保険の告知義務についての情報は少なく、トラブルも増えているため、しっかり内容を把握して最適な保険を選びたいですよね。
加入の際に報告が必要なのは以下の3つです。

子供と親の基本情報

まず、告知書には親と子供の基本情報(氏名、生年月日、性別、身長と体重)を書く必要があります。この情報を元に本人との照合をするのですが、最近はデジタル照合を取り入れている保険会社もあり、顔や声、指紋認証をアプリを通して行う場合もあります。
また、学資保険は親と子の年齢を重視し、加入には年齢制限が設けられ、共に年齢が若いほど保険料も安く設定されています。

親子の病歴と健康状態

親と子供の健康状態や今まで発症したことのある病歴も重要です。
過去5年の間にけがや病気で診察した日から1週間以上医師の検査や診察・治療、薬の服用または入院をしたか、障害の有無、過去2年以内に健康診断などで健康について指摘されたことがあるかを聞かれます。
あと、直近3か月の状況も聞かれます。
完治から5年経った病気に関しては告知義務はありませんが、がんについては告知義務がありますので注意しておきましょう。

子供の出生時の身長や体重と在胎週数

こちらは子供が3歳未満の場合に必要となる情報です。
3歳未満の子供は産まれてきた時の状況によって健康状態が左右され、先天性の障害や病気を発症する可能性があり、加入条件に当てはまらない場合もあります。
保険会社によって条件は変わってきますが、この情報を元に子供が順調に成長していることを確認できれば加入できる保険もありますので、包み隠さず報告しましょう。

まとめ

もしも、告知義務の内容に引っかかった場合でも「健康診断で問題がある場合は再検査を受けて問題ないと判断してもらう」「病気があった場合は医師からの完治診断書をもらう」等すれば加入できる場合もあります。
また、「保険の内容を変更して加入できるようにする」「健康状態などの報告が必要ないタイプも検討する」等、学資保険に加入する方法はたくさんあります。
学資保険への加入に不安がある方も、まずは専門家と相談して自分にあった保険を検討してみましょう。

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