祖父母が孫のために学資保険を始めてもいいの?

4058e7d745a0355a979f22c71e674fbb_s

はじめに

「学資保険」と聞くと、子供の将来のために親が加入するというのが一般的ですよね。
おじいちゃんやおばあちゃんの立場でも同じように孫のために学資保険に入りたいと考えている方も多いでしょう。もちろん、祖父母が学資保険に加入することは可能です。
ただ、いくつか注意が必要になります。
以下で見ていくことにしましょう。

祖父母が加入する場合の注意点

祖父母が契約者、孫が被保険者という形で保険に入ることは可能です。
ですが、健康状態の確認や年齢制限の他にも「孫と同居しているかどうか」「扶養しているか」など、保険会社や商品によって条件が変わってくるようです。
他にも加入するときの注意点があります。

父母の同意が必要になる

被保険者にもしものことがあった場合に給付金が支払われます。
そういったとき、保険金絡みの事件を防ぐため、本来であれば被保険者に同意を求める必要がありますが、対象者は子供のため同意を得ることは難しいでしょう。
そのため親権者に許可をとる必要があり、加入時の申込書に親権者のサインが必要になります。

保険料が割高に

ほとんどの場合、契約者の年齢が高いと保険料も同様に高く設定されています。
また、商品によって保険料の払い込み期間が短い等制限がかかることが多いようです。保険料の払込み期間が短いと、その期間中に保険料全体を支払うことになりますので、月々または年間の保険料が割高になってしまうようです。

受け取り方次第で税金が発生する

祖父母が契約者、受取人が子供や孫に設定していると、贈与税の対象になってしまいます。年間110万円までなら控除の対象になりますが、受け取り方によっては控除額を超えてしまう可能性がありますので受け取り方を工夫して対策しましょう。

工夫次第で注意点が解消できる!

3つの注意点を書いてきましたが、これだけ書くとデメリットが大きいように思いますよね?
ですが、工夫次第で上記の問題を解決することができます。
例えば、契約者の年齢や健康状態によって保険料が割高になるという問題は契約の仕方を変えてみましょう。
例えば加入申し込みをするのは子供、被保険者を孫に設定して、保険料を贈与することで解消できます。
ただし、教育費の資金援助をする際は支援の仕方によっては控除が受けられなくなる可能性もありますので、税金面で損をしないように贈与税についても調べておきましょう。
学資保険を含め、他にも孫の教育を応援する方法はありますので、自分にあった方法で保険や制度を活用しましょう。
保険の知識や税制は普段から接していないとわかりにくいかもしれません。
そういったときは保険のプロであるファイナンシャルプランナーなどに相談しましょう。きっとあなたのお孫さんを支援したい心に寄り添ってくれることでしょう。

関連記事

ページ上部へ戻る