学資保険を解約しようか迷った時に覚えておくべき事

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学資保険は、10年、20年と長期間加入する事になるため何らかの理由で途中解約をする場合もでてくるでしょう。
しかし、解約のタイミングを間違えると支払った保険料の総額よりも解約返戻金が少なくなり、元本割れするリスクもあります。
このように解約をしようか迷った場合には、いくつかの注意点がある事を覚えておきましょう。

【解約前に知っておくべき事】
解約をする前には、下記のような点について知っておく必要があります。

・解約のタイミングによっては元本割れをする
多くの学資保険は加入後8年~10年経過していないと、元本割れをするリスクがあります。

・解約金を受け取る場合税金がかかる場合がある
学資保険の解約返戻金は、基本的には税金はかかりませんが、中には一時所得とみなされ税金がかかる場合があります。

・解約直後に別の学資保険に加入する事はできない
もし学資保険を解約してしまった場合、その後家計にゆとりが出て学資保険に再度加入しようとした場合は、子供の年齢によっては加入できないケースもあります。
また、加入ができても満期までの期間が短くなるためあまりお得にならない場合があります。

【解約する前には】
学資保険を解約しようか迷っている場合は、解約以外にできる事がないか考えてみましょう。

・契約者貸付制度
学資保険の保険料が支払えない場合は、解約返戻金を担保に保険会社からお金を借りる事ができる制度があります。
これを契約者貸付制度と言います。短期的に保険料の支払いが困難になった場合、この制度を利用すれば解約をせずに済みます。
返戻金の70~90%と貸付できる限度額は決まっていますが、短い期間の保険料の支払いに困難な場合は有効な方法と言えます。

・保険料の減額
学資保険を解約する前に、一部減額を検討してみましょう。これは、学資保険の一部を解約し、保険料の支払いを少なくする方法です。今まで支払っていた保険料を減額する事で月々の保険料の負担を抑える事ができます。また、一部解約する事になる為、解約返戻金を受け取る事ができます。

・払い済み保険を利用
学資保険料の払込をやめて、解約した場合の返戻金を元に保険を継続する制度の事です。保険期間はそのままで、満期金を減額する事ができます。

【まとめ】
学資保険は長期間支払っていくもので、10年、20年の間に家族には様々な事が起こります。
どうしても解約を考えなくてはならない場合には、一度解約以外の方法がないのか考え、解約する場合も元本割れしないように10年未満で解約をしないようにする事などは覚えておきましょう。
自分にとって一番よい方法が何かわからない場合は、ファイナンシャルプランナーに相談するとよいでしょう。

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