どっちがお得?学資保険と低解約返戻金型保険を比べてみよう

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子供の教育費を貯める方法としては、学資保険が一般的ですがそれ以外の方法がないわけでもありません。学資保険の代わりとして保険の営業マンに勧められるのが「低解約返戻金型保険」です。どちらがお得なのか学資保険と比較してみましょう。

【低解約返戻金型保険とは】
低解約返戻金型保険とは、保険料の払込み期間中の解約返戻金を少なくする代わりに、月々の保険料が安く設定されている生命保険です。払込期間が終了すれば、普通の保険同様の解約返戻金水準に戻る為結果的に見ると返戻率が高くなるのです。
低解約返戻金型保険には、終身型と定期型があります。終身型は積立率が低くなりますが、金利によって変動するもの、一定期間で余剰金がでたら受け取れるものなどがあります。
定期型は、積立率は高いのですが市場が変化しても契約時から受け取る金額は変わらずそのままです。

【低解約返戻金型保険のメリット】
現在超低金利時代に突入し、学資保険の返戻率は105~110%程度を推移しています。これに比べ低解約返戻金型保険は、学資保険より返戻率が高く105~112%ほどで若干高くなっています。
また受け取り方や、加入時の自由度がある点も大きなメリットと言えるでしょう。
解約返戻金の据え置きは全額まとめて行うとより貯蓄性が増しますが、一部だけを解約することもできます。そして、学資保険は18歳や22歳と満期時を固定されますが、低解約返戻金型保険は、満期も自由に決めることができます。
更に低解約返戻金型保険は、生命保険ですので死亡時の保険金が学資保険よりも多いというのも特徴で、死亡時にすぐに受け取れる点も大きいでしょう。学資保険の場合、18歳か22歳までの満期時まで待つ必要があります。
一家の大黒柱が亡くなり、たちまちの生活に困っている状況にある時は、すぐにでもまとまったお金を受け取れるのは有難いことです。

【低解約返戻金型保険のデメリット】
ここまで見ると学資保険よりも低解約返戻金型保険の方が、メリットが多く、お得な気がします。しかし、デメリットもあります。払込期間中に解約をした場合、大きく元本割れ(約70%)をするリスクが学資保険よりも大きい点です。
つまり絶対に解約をしないという人にとっては、低解約返戻金型保険はメリットが多くありますが、収入が不安定な人や、現在のような不況の世の中でこの先がわからない場合は解約のリスクは大きくなりますので、慎重に検討すべきでしょう。

【まとめ】
どちらがお得か、というとそれは一概には言えません。各世帯の収入や世帯主が万が一リストラにあった場合にも他の収入源があるか、ないかなどを十分考え我が家にあった教育資金の積み立てを行うことが大切でしょう。

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