学資保険に加入する場合は返戻率をチェック!返戻率でこんなにも差が

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子どもの将来の教育費を貯める方法として学資保険を検討する人は多いことでしょう。しかし、実際に学資保険を選ぶ際にはあまりに多くの保険商品があってどれがよいのか悩んでしまいます。学資保険を選ぶ大きなポイントとなるのが返戻率です。
学資保険の返戻率によって、満期時に受け取る金額に大きな差が生じますので、ぜひ返戻率の高い保険を選択するようにしましょう。

【返戻率とは】
返戻率とは、満期保険金や祝い金などを受け取れる保険金の総額に対して、支払う保険料の総額の割合を言います。返戻率が高いほど、支払う保険料に対する保険金総額が多くなるため、お得な保険と言えます。
返戻率の計算は以下のようになりますので、ぜひ保険に加入する際には計算してみるとよいでしょう。
返戻率=保険金の受取総額÷保険料の支払い総額×100
返戻率が100を切った場合は、元本割れをしていることを意味しており貯蓄を目的とした学資保険としては不向きと言えます。このような場合、被保険者の子供に対して医療保障が付加されていたり、育英年金に加入していたりする場合が多いため必要ない保障は外すことも必要です。

【返戻率でこんなに差が】
返戻率について、例を挙げてみてみましょう。
保険料の支払い総額が500万円の場合で返戻率110%と、98%で比較してみましょう。

(返戻率110%の場合)
保険料支払い総額500万円に対して受取総額は550万円となります。

(返戻率98%の場合)
保険料支払い総額500万円に対して受取総額は490万円となり元本割れをしています。
このように返戻率は保険の受取金に大きく影響を与え、特に保険料の支払い総額が大きくなるほど返戻率は大きく関係してきますので、保険に加入する際は注意が必要です。

【返戻率を上げる方法】
このように、受取総額に影響を与える返戻率ですが、返戻率を上げる方法がいくつかありますので見てみましょう。

・保険料の支払い方法
保険料の支払いは、前期前納、年払い、半年払い、月払いの順で保険料の総額は安くなります。保険料が安くなっても受取総額は変わらないため返戻率は高くなります。

・払い込み期間を短縮
払込み期間を短くすると、1回に支払う保険料は高くなりますが総額は安くて済み返戻率は高くなります。

・保険金の受取方法
学資保険には中学入学、高校入学、大学入学などそれぞれで祝い金が出るものと、祝い金はなくまとめて満期時に受け取るものがありますが保険金の受取りをまとめてもらう方が受け取る保険金は高くなります。

・必要のない保障ははずす
多くの学資保険には保険料免除などの保障がありますが、別に学資保険に加入している場合などは必要ありません。保険料免除の保障を無くした場合、返戻率は高くなります。
このように学資保険では受取総額に返戻率が大きく影響しています。各家庭で必要な保障を考え、様々な学資保険の返戻率も比較しながら保険を選ぶようにしましょう。

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