民間の医療保険に加入するデメリットについて考えてみよう

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公的医療保険ではカバーできない支出を補う目的で、民間の医療保険に加入している人は多くいます。医療保険では、給付金などを受けとることができ、万が一に備えることができますが、デメリットについてもしっかりと確認しておく必要があります。

【医療保険に加入するデメリット】
医療保険のデメリットとして下記のようなことが挙げられます。

・告知の影響を受けやすい
医療保険をはじめとする様々な保険には加入時に健康告知が必要になります。告知は現在、および過去における病歴の確認を行います。病歴の部位によっては、数年間保険給付の対象外になったり、保険料が割増されるケースがありますので注意が必要です。

・入院した日数が全て保障されるわけではない
医療保険に加入しているからといって、全ての入院について保障がされるわけではありません。保険契約によって、給付を受けられる入院日数に上限が定められているため、上限を超えた日数は自己負担をすることになります。
また、退院後再入院した理由が先の入院と同じ、または関連性がある場合は1入院とみなされ初めの入院日数に加算されてカウントされるため、注意しましょう。

・貯蓄をした方がよいケースもある
医療保険は、病気や怪我で入院した場合に備えるためのものですので、もし加入者が健康で医療保険を使わなかった場合、保険料の支払い総額分を貯蓄しておいた方がよいケースもあります。
医療費として貯蓄が150万円程度ある人は、万が一入院した場合の平均的な医療費を貯蓄で補うことができますので医療保険で備える必要性は低くなります。
このように貯蓄がある人は、貰えるかどうか分からないものに毎月保険料を支払うよりも、貯蓄で備えた方がよいでしょう。

【加入者が感じる不満】
では、実際に加入者はどの様な不満やデメリットを感じているのかみてみましょう。
・保険料が高い割に、給付金が受けられる病気や入院日数に制限がある。
・全ての病気に対応している訳ではなく、病気になっても保険対象外となるケースがある。
・医療保険に加入する前の審査が厳しくて加入できない。
・入院したが、公的医療保険制度を利用して自己負担額は思ったよりも少なかった。
・数十年間保険に加入していたが、掛け捨てだった為、満期時にはお金を受け取れない。
・自身で積み立てや、貯蓄をしておけば多くの預金が出来ていただろうと思うと、損をした気分になる。
このように、医療保険には様々なデメリットもあることを理解しておきましょう。
万が一に備え、安心感を得たい、現在貯蓄がなく病気になった場合に不安だという人は加入するメリットは十分にありそうですが、それ以外の人は医療保険の加入は慎重に行いましょう。

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