虫垂炎(盲腸)になったときの医療保険の給付について

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【はじめに】
虫垂炎とは、右の下腹部大腸の端にある虫垂突起という場所が炎症を起こしてしまう病気で、人によっては何度も繰り返して病気になることもあるようです。
また、虫垂炎には、手術で幹部を切除する方法と抗生剤でちらすという治療法がありますが、仕事や学業などで時間が取れないなどの理由で、抗生剤でちらす方法を選択される方が多いようです。
では医療保険に加入している場合は、どちらの方法を選択したら良いでしょうか?こちらの記事では、虫垂炎(盲腸)の場合の医療保険の給付についてご紹介したいと思います。

【虫垂炎(盲腸)の治療費は?】

一般的に虫垂炎(盲腸)の手術治療には、1週間ほどの期間がかかります。もちろん個人差はあるかと思いますが、ここでは例として1週間の入院手術の場合を見てみたいと思います。
まずベッド代ですが、1日5,000円として7日間で35,000円かかります。次に手術台ですが、腹腔鏡手術の場合15,0000円から200,000円かかります。そのほか治療代が25,000円かかり、食事代療法18,000円掛かるので、トータルで278,000円となります。この中で自己負担額が3割とすると83,400円かかる計算となります。これはあくまで目安ですので、その方の症状などで治療期間や治療額が異なるかとは思いますが、虫垂炎(盲腸)の入院手術の費用としては、大体80,000円から100,000円程の費用が掛かると考えるとよいかと思います。

【高額医療費について】

高額医療費とは、病院や薬局でかかった費用が一定額を超えた場合に、その差額分を支給してくれる国の制度になります。入院費だけでなく治療全般でかかった費用に対して支給されます。しかし、この制度は、その月の2日から月末までの1か月間にかかった費用に適応されますので、注意が必要です。
また、高額医療費制度に適応される費用としては、治療代、薬代、手術台となり、適応されないものとしては、差額ベッド代、食事代、先進医療になります。

【まとめ】

虫垂炎(盲腸)の入院治療の場合、健康保険で3割の自己負担であったとしても、医療費が高額になると、おのずと自己負担額も増えてしまいます。
そこで国の制度である高額医療費制度を利用することで、自己負担額を軽減することができます。また医療保険に加入している場合は、入院と手術費用の給付が受けられますので、さらに自己負担額を抑えることができるため、保険担当者に確認して上手に利用されることをお勧めします。

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