医療保険について知ろう

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【はじめに】
今回は医療保険の仕組みについて紹介します。
医療保険には公的な医療保険と民間が運営する医療保険の二つがあります。もちろん、それぞれ仕組みが異なっています。その仕組みをよく理解すれば、より賢い利用ができるかもしれません。
そこで、ここでは簡単にそれぞれの医療保険の仕組みについて説明していきます。
民間の医療保険への加入を考えている方などにお役に立てれば幸いです。

【国民皆保険とは】

日本の公的な医療保険の話になると「国民皆保険」という言葉をよく聞きますよね。これはどういうことかというと、国民全てが医療保険に加入しているということです。保険加入義務があることで実現している制度です。
加入先は勤務先によって決まっており、自分で選択はできません。
サラリーマンであれば健康保険、自営業者であれば国民健康保険といった具合です。ただ、一般的にはまとめて「健康保険」と呼ばれています。
仕組みとしては、サラリーマンであれ自営業者であれ、加入者全員が保険料を支払うことで個人の窓口での医療費負担を軽減するようになっています。これによって窓口での医療費負担が3割となっているわけです。そして医療保険の給付という形で残りの分が支払われています。
その他にも、1ヵ月の医療費が高額になった場合に一部払い戻しが受けられる高額療養制度や妊娠4ヶ月以上で出産したなら出産育児一時金が出るなどの制度があります。

【民間の医療保険の役割】

民間の医療保険が公的な医療保険と大きく違う点は、加入が任意であるという点です。義務ではないので「加入する、しない」は自由です。
加入が自由なので保険内容も自身の状況に合わせて選択できます。各保険会社が提案するプランをよく比較して加入を検討するといいでしょう。
保険会社に保険料を支払い、必要に応じて保険金を受け取る仕組みになっています。この受け取り方は(類似はしているものの)保険会社ごとにさまざまです。
また、民間の医療保険は公的な医療保険とは違い自身で申請の手続きをしなければなりません。
あと、民間医療保険の特徴で忘れてならないのが、審査がある点です。加入前に保険会社の審査書類に必要事項を記入します。この審査は加入の可否や保険料に関わってきます。年齢制限によって加入できない場合もありえます。
民間の医療保険の役割は公的な医療保険では対応しきれない部分を補う面が強いです。長期の入院になった際のベッド代は公的な医療保険の対象ではないのでその支払にあてたりします。他にも、収入が減少したときの生活費に利用するなど、万が一のときの備えとなるでしょう。

【まとめ】

公的な医療保険は身近にありすぎて意外と基本的なことを知らない人も多いようです。
公的な医療保険である程度の保証は受けられますが、行き届かない部分も出てきます。そんなときのために民間の医療保険があります。
まずは公的な医療保険について知り、その上で自身の状況を踏まえながら民間の医療保険が必要なのか考えるといいでしょう。

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