医療保険を重複加入したときの給付金について

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【はじめに】
民間の医療保険は、公的医療保険が補えない部分を補佐することを目的として設けられた、民間保険会社が提供している任意で加入する保険サービスです。
今日保険会社や取り扱っている商品は多岐にわたります。人によっては万が一に備えていくつもの保険に入っていることもありえるでしょう。
では民間の医療保険をいくつか加入していた場合の給付金などはどのようになるでしょうか?
この記事では、重複加入した場合の医療保険の保険料・給付金を含めた長所・短所について紹介していきます。

【医療保険を重複加入した場合の給付金】

いくつかの保険会社をまたいで、それぞれ違う種類の保険に重複加入していたとしても「定額給付」という仕組みにより、契約時に決められた額の給付金を、決められた時期に受け取ることができます。これはその他の保険(生命保険など)においても同じ仕組みとなります。

余談ですが、自動車保険や火災保険などの損害保険については、実損壊補(実損壊補方式)という仕組みを採用しているものがあります。
これは契約時に決められた保険金を上限にして、実際の損害に掛かった金額が保険給付金として支払われます。ですからいくつもの保険を備えていても、その上限を超えていくつもの保険給付金がでることはありません。

【医療保険を重複加入したときの長所】

ではここで、医療保険を重複加入したときの長所を3つご紹介します。
1.保険商品の良いところを上手く組み合わせることで補償が手厚くなる
2.医療保険を重複加入していることで保険会社の破綻に伴う契約不履行に対しての備えができる
3.複数の担当者が付き、多くの保険情報や条件、その担当の意見(保険見直しなど)を聞くことができる

【医療保険を重複加入したときの短所】

それでは次に短所も3つ見ていきましょう。
1.単純に加入や提出書類などの手続きも増える
2.いざというとき給付金請求のための診断書申請に費用と時間がかかる
※同じ診断書でいいのならコピーでもよい場合もある
3.月々の保険料がかさみ経済的負担が大きくなる可能性がある

【まとめ】

いかがだったでしょうか?今回は医療保険の重複加入の長所・短所を見てきました。
医療保険の重複加入する最大の利点は、それぞれの保険の良いところを取り入れて補償を手厚くすることにあります。しかし複数社の医療保険を組み合わせは、通常想定外となるため保証範囲の重複も否めません。そのため細かく保険内容を確認してしっかりと組み合わせていくことが大切かと思います。また万が一の備えとして加入する医療保険ですので、給付金が迅速に支払われることを念頭に置いて考えて行くことが重要でしょう。

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