なぜ、医療保険に加入するのか?

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【はじめに】
日本の医療保険制度では、治療にかかるお金を7割負担してくれたり、高額療養費制度で療養費を低く抑えることができたりします。
しかし、民間の医療保険にもたくさんの種類があり、社会人では何らかの保険商品を契約している人が多数派です。
今回は、任意加入の医療保険に入る目的を考えてみたいと思います。

【医療保険の加入目的】

1.公的医療保険の保障を補う
公的医療保険の被保険者にあたる70歳以下の治療費の金額は国が7割、自己負担金額が3割となります。また、高額療養費制度を利用することで、入院・手術が必要になった場合も医療費を安く抑えることができます。
しかし、入院した際に病院内で使用されているベッド、シーツ、食事や、先進医療を受ける時の治療費などは対象外となるため、民間の医療保険の給付金が役に立ちます。
公的保険の保障対象外となる先進医療の例としては、がんの新薬や新しい治療法などがあります。例えば、ノーベル賞で最近話題になったオプジーボなどの新薬は、がんの種類によって公的保険から薬の費用の支援があるかどうかが変わってきます。

2.生活費や交通費をまかなう
入院時には、パジャマなどの衣類、タオルなど、入院日数に応じて準備するものが変わります。手術が必要な方は、このほかにもさまざまな荷物が必要となります。その他、テレビカード、菓子、雑誌などの購入、ご家族の交通費などの費用は公的医療保険の対象外なので、自己負担となります。
また、ケガや病気の診断をされた方は療養で仕事を休まなければなりません。そうなると(正社員、パートなどの雇用形態によっても異なりますが)会社からの手当が出ない場合、どうしても収入が減ってしまいます。また、自営業で社会保険(被用者方険)に加入していない場合などは、公的保険で受けられる保障はより少なくなってしまいます。
夫婦のうちどちらか一人が病気になり、もう一人が看病をする場合はアルバイトもままならないため、さらに収入が減少することが考えられます。
そのような状況になった場合も、医療保険に加入しておくことで収入を補うことができるため安心です。

【最後に】

いかがでしたか?
今回は、医療保険に加入する目的についてまとめました。
民間の医療保険に加入した方がいい理由は大きく2つ。公的保険の保障を補うこと方養中の生活費を補うことが挙げられます。
また、公的保険は働き方によっても保障内容が変わってくるので、自分が利用できる制度を把握し、本当に必要な民間保険商品を厳選して加入するようにしましょう。

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