医療保険の被保険者など3つの立場の違いについて

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【はじめに】
医療保険の加入手続きをするときには、「契約者」と「被保険者」と「保険金受取人」を決める必要があります。あなたはこの3つの立場の違いをご存知でしょうか?
この記事では医療保険の「契約者」「被保険者」「保険金受取人」の違いについて、ご紹介していきたいと思います。

【保険契約にかかわる3つの立場の違いとは?】

保険関連では、必ず聞く言葉ですが、保険制度ではどのように定義されているのでしょうか?
それぞれ見ていきましょう。
・契約者
保険会社と契約を結ぶ人であり、月々の保険料を支払う人

・被保険者
病気やけがなど実際に対象となる人

・保険金受取人
医療保険の保険金・給付金を受け取る人

例えば・・・
父親が医療保険の契約すれば「契約者=父親」になります。
そして、母親の病気やけがの備えとして医療保険に加入すれば、「被保険者=母」
さらに、入院給付金や手術給付金、満期保険金の受取人も母親にすれば、「受取人=母」ということになります。

【3つの立場を詳しく見ていきましょう】

保険契約者である父親には、保険料の支払い義務や、転居時など保険会社への通知義務などがあり、さらに保険金の減額や支払方法・支払期間の変更を行う権利や、代理人請求者の指定などを行うことができます。
また「被保険者」兼「保険金受取人」となる母親は、医療保険の対象であり、実際病気やけがで入院や手術となった場合は、請求によって入院給付金や手術給付金、満期保険金などを受け取ることができます。医療保険においては「被保険者」と「保険金の受取人」が一緒であることは、ごく一般的なパターンとなります。

【覚えておきたい医療保険の税のこと】

民間の保険を契約して保険金が支払われる場合、その契約形態や保険の種類によって課税の対象となるケースもありますので、ここでご紹介します。
まず医療保険で支払われる「入院給付金」や「手術給付金」は、非課税扱いとなります。しかし「死亡保険金」「満期保険金」「個人年金の保険金」に関しては、所得税・住民税・贈与税・相続税など、様々な税金の対象となる場合もありますので、事前の確認が重要です。

【まとめ】

保険の契約をするときは、「保険の契約者」「被保険者」「受取人」を決める必要があります。
契約者は、契約にかかわる様々な取り決めや、保険料の支払いなどの権利や義務があります。被保険者は、医療保険における病気やケガをしたときの保障対象となる人で、保険会社に請求をする必要があります。また保険金の受取人は、医療保険の給付金や満期保険金を受け取ることになります。満期保険金など税金が課される場合もありますので、加入の際には税金関係のチェックも重要です。

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