医療保険の重複加入~長所と短所~

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はじめに

「これから医療保険に入ろうと思っているけど、あの保険もこの保険も良さそうだから両方に加入しようか・・・」
「医療保険にはすでに入っているけど、保障内容が違うようだから別の医療保険にも入っておこうか・・・」
このように複数の医療保険に加入することを検討している人もいるでしょう。
そこで今回は、複数の医療保険に重複加入することの長所と短所を見てみることにしましょう。

医療保険に重複加入する場合の長所

まずは以下に長所を挙げていきます。

各医療保険の長所を組み合わせることができる

例えば、がんや三大疾病の保障が充実している保険もあれば、女性疾病が手厚くカバーされている保険もあります。
また、手術の種類によっては、給付金がおりる保険もあれば、給付の対象外となるケースもあります。
このように医療保険の保障内容や特約などは、各保険会社によって異なってきます。
そこで複数の医療保険に重複して加入しておけば、それぞれの特長を活かすことによって保障の幅を広げ、より安心して万が一の場合に備えることができるようになるのです。

リスクの分散が可能になる

保険会社が破綻することは、多いことではありませんが、珍しいことでもありません。
万が一、加入している保険会社が破綻してしまったとしても、別の保険会社にも加入していれば、破綻によるリスクを軽減することが可能になります。

医療保険に重複加入する場合の短所

一方でデメリットも当然あります。以下に見ていきましょう。

手続きが面倒

保険に加入するときには、健康状態の告知や申込書の記入などいくつかの手続きを行う必要があります。
このような手続きは、一つの保険に加入するだけのケースでも手間がかかり面倒なものですよね。
また保険を請求するときでも、複数の保険が使える場合には、各保険ごとに手続きを行わなければなりません。
複数の保険に加入することは、このように面倒な手続きがさらに増えるということでもあるのです。

保険料が高くなる

複数の保険に入るとなれば、一般的には保険料額が増えるケースが多いでしょう。
そうなれば、当然のことながら家計を圧迫することになります。
ただし、保険金額の設定を工夫することなどで、重複加入による保険料の増加を回避できる場合もあります。

最後に

以上で見てきたように、医療保険の重複加入には保障範囲の拡大やリスク分散という長所がある代わりに、手続きの増加ややり方によっては保険料が高くなるといった短所も存在します。
万が一の備えを万全にしておくことはとても大切ですが、短所のほうが大きくなってしまうようならば、一社にしぼったほうが総合的に見て賢い選択となることもあるでしょう。

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