医療保険を含む第三分野保険について

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はじめに

「病気やケガをしたとき」「自然・人的災害などでケガや損害を受けたとき」「旅行先で持ち物をなくしたり破損したとき」など・・・
あらゆる場面で民間保険が活躍しています。
実は民間保険には、3つの分野があることをご存じでしょうか?
この記事では、民間保険の3つの分野の特徴と医療保険にかかわる損害保険と生命保険の違いになどついて、ご紹介していきたいと思います。

まず保険の3つの分野を確認しましょう

現在、損害保険協会に登録中の損害保険会社は32社、生命保険会社加盟協会に登録中の生命保険会社は41社といわれています。
保険会社は大きく3つの分野に分類され、第一分野には生命保険会社が提供している「終身保険」や「定期保険」があります。
続いて第二分野には、火災保険や自動車保険などを取り扱っている損害保険になります。
最後に第三分野は医療保険・介護保険・がん保険などを提供している生命保険・損害保険商品が対象となります。

かつて生命保険会社は第一分野のみ、損害保険会社が第二分野のみで、第三分野は外資系生命保険会社が独占しているという状況がありました。
その背景には、生命保険会社と損害保険会社が、互いの分野に参入できないという現状がありました。
しかし規制緩和(2001年)により生命保険会社と損害保険会社が、それぞれの子会社設立によって垣根を越えて第三分野に参画できるかたちとなりました。

第三分野における生保と損保の違いとは?

それでは、この規制緩和により第三分野に参画できるようになった生命保険と損害保険の違いについて見ていきましょう。

まずは加入期間ですが、事故による損害分の保障をする損害保険は1年という短い期間が主流です。
一方の生命保険は20年、あるいは一生涯といった中長期にわたる保障が得られます。
加入方法の違いとしては、損害保険が自動車購入時などにかかわる、自動車販売店や整備工場での代理店契約(自発的な契約)が多数です。
対して生命保険は現在個人情報の規制などにより、銀行の窓口やインターネット、保険ショップ窓口での勧誘による契約が主となります。

まとめ

第三分野の保険は、直接の原因が病気や傷害による、死亡などを補償するための保険といわれています。
生命保険と損害保険共通の範囲として「がん保険」「医療保険」「介護保険」「長期傷害保険」「傷害保険・団体傷害保険」「所得補償保険」があります。
双方で出している同じ保険であっても、補償内容が異なる場合があるため、どの保険があなたのニーズにマッチしているのか、十分検討したうえで選ぶことをおすすめします。

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