予測できない将来に備える~医療保険のススメ~

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はじめに

将来、何が起きるかを予測できる人はおそらくいないでしょう。
病気になるか、けがをするか…
もちろん、心配し過ぎても仕方がありません。
しかし、今からでもできる備えがあるならば、それはやっておきたいものですよね。
そこで今回は、予測できない将来に備えるための手段として「医療保険」について考えてみたいと思います。

公的な保険で十分?

「病気やけがをしても健康保険があるし、医療費がたくさん掛かった時は後から戻ってくるから大丈夫」と考えている人も少なくないでしょう。
もちろんその通りかもしれませんが、民間の医療保険に加入しているからこそカバーできる部分もあります。

高額療養費制度でカバーできない部分もある

公的な医療保険には「高額療養費」という制度があります。
この制度のおかげで、年収に応じて決まる自己負担限度額を超えて支払った医療費に関しては(申請が必要ですが)後から支給されることになっています。
しかし、すべての費用がカバーされるわけではありません。
個室や特別な部屋に入院した場合の大部屋との差額や、入院中の食事代の一部負担等に関しては、制度の対象から外れています。
また、ガン等の治療に用いられる「先進医療」を受けたときの費用についても対象外ですし、入院や手術に伴って発生する「医療費以外の出費の増大」に関してももちろん適用はされません。

公的医療保険が限界を迎える?

加えて、医療保険制度に対する懸念もあります。
日本の公的医療保険の予算は、少子・高齢化の影響により年々増加し続けています。
「早ければ人口の過半数が50歳超となる2024年にも崩壊するのではないか?」という見通しもあります。
現在の公的な保険制度が限界を迎え、自己負担額が大きく増える等、事実上の制度崩壊となる可能性もそれほど低いことではありません。

医療保険のススメ

今しがた見てきた内容を考えると、やはり民間の医療保険に加入しておいた方が安心と言えるのではないでしょうか。
以下では、民間の医療保険の特徴を見てみましょう。

保障の内容は?

最も基本的な保障内容としては、入院給付金と手術給付金があります。
前者は、決められた日数以上入院した場合に「1日当たりいくら」という形で給付金が支払われるのが一般的なパターンです。
なお、給付金が支払われる入院日数にはふつう上限が設けられていますが、その日数は数十日から1000日を超えるものまで、商品によって様々に異なっています。
後者の手術給付金は、所定の手術を受けた場合に支払われるものです。

また保障内容としてはこれ以外にも、三大疾病(ガン・心疾患・脳卒中)や生活習慣病を対象とするもの、女性特有の病気を対象とするもの、先進医療を対象とするもの、通院を対象とするもの等もあります。

保険期間は?

契約期間としては、終身タイプと定期タイプとがあり、前者の方が一生涯にわたって保障が続く反面、支払い保険料は比較的高くなる傾向があります。

最後に

病気やけがに備える保険としては、医療保険のほかに就業不能保険というものもあります。
この保険に加入しておけば、病気やけがで仕事ができなくなった場合の収入も保障してもらえますので安心です。
医療保険に加入を考えている方は、合わせて検討してみてはどうでしょうか。

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