医療保険の対象外になるものは?

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はじめに

日本は国民皆保険制度を採用しています。
そのため、他の先進国と比べても安価で高いクオリティの医療サービスが受けられます。
しかし入院などをしたことがある方ならわかるかもしれませんが、より高いサービス(差額ベッド代など)を求めると、意外な高額になることもしばしばありますよね。
これは保険対象外になっている医療があるためです。
治療後に請求額で驚かないためにも保険対象外となるサービスを理解しておきましょう。

医療保険の対象外になるもの

では、以下で具体的に見ていきましょう。

治療中での対象外

入院をするとき、使う病室を大部屋から個室に移したいとなるとその医療費は保険適用外になります。
これを差額ベッド代といいます。
差額ベッド代が発生する病室の条件はここでは割愛しますが、一般的には「差額ベッド代を払います」という同意書を求められます。
加えて入院中の食事代や着替え。
こちらも避けられないものですが、保険対象外となります。
入院中の最低限の部分は保険対象になりますが、それ以上のクオリティを求めると対象外になると考えておきましょう。

最後に高度先進医療。
先進医療は「医療保険適用となるための実証データはまだそろっていないが、効果は厚生労働大臣に認められた治療」です。
例としてはがん治療の重粒子線・歯周外科治療のバイオ・リジェネレーション法などがあります。
全額自己負担なので、対象外となるものでは最高額になることもあります。
「高額療養費制度があるから大丈夫だろう」と思うかもしれませんが、そもそも高額療養費制度は公的医療保険の中での制度ですので、対象外である先進医療には適用されません。

病気治療以外では?

上記以外としては妊娠・出産があります。
「多くの方が体験するライフイベントなのになぜ?」と思うかもしれませんが、妊娠・出産は病気・ケガにあたらないので医療保険対象外です。(代わりに補助金でフォローされます)
また健康維持に必要な人間ドック・健康診断・予防接種も対象外です。
ただし会社に勤めている方は会社が福利厚生として費用負担するケースもあります。

その他

その他の対象外としては、犯罪・自傷行為による治療があります。
見落としがちなのが「仕事中のケガ」です。こちらは労災保険が対象になるため、医療保険は適用されません。

まとめ

今回は公的医療保険の対象外の事例を挙げてきました。
万が一に備えて万全を期すのなら、民間医療保険に加入がおすすめです。
「先進医療までカバーしているもの」「ある一定期間健康であれば祝い金がでる、または保険料が安くなるもの」などバリエーションに富んだ保険商品があるので、自分に合ったベストな医療保険を探しましょう。

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