医療保険や生命保険の加入者数の割合はどれくらい?

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医療技術の進歩や新薬の開発などから日本の平均寿命は昔に比べ伸びています。そのため多くの人は病気や怪我をした時に給付金がでる医療保険に加入する人が増えているそうです。
実際にはどれくらいの人が加入しているのか加入率を見てみましょう。

【疾病入院保障】
疾病入院や手術保障は医療保険だけでなく医療保障特約にも付加されていますので医療保険単体での加入率を算出する事は難しいのです。ここで算出された加入割合は医療保障の「疾病入院保障」や「手術保障」の加入率になります。

生命保険会社の疾病入院の合計を日本の人口で割って計算すると加入率は53.1%になります。しかしここでいう人口には生まれたばかりの乳児なども含まれている為実際に保険に加入する年齢に値した数値で考えると、もっと加入率は上がる事が予想されます。

【手術保障】
医療保障においてもう一つ要となる保障が手術保障です。生命保険会社43社の手術保障の契約合計は前年よりも増加しています。上記と同様に加入率を計算すると71.1%になり前年から1.4%増加しています。
疾病保障よりも手術保障の方が18%も多いのは多くの人が手術になった場合高額な費用がかかる事を心配して加入したり、手術に対する不安が大きい為でしょう。

【死亡保障保険】
死亡保障保険の場合加入率はなんと97.2%にもなりほとんどの人が死亡保障保険に加入している事がわかります。
更に共済保険なども含めると加入率は100%を超えるのではないかと思われます。
死亡保障保険という単体のものでなくても住宅を購入した場合には死亡保障が付きますし、子供が生まれて学資保険に加入した場合にも世帯主に対する死亡保障が付き、このような保険は契約者に万が一の事があった場合以降の保険料の負担はなくなります。

このように医療保険や生命保険などの加入率はとても高い事がわかります。この背景には多くの国民が医療に対して十分な満足感を持てていなかったり、医療費に対する不安な気持ちの表れと言えるのではないでしょうか?

【まとめ】
日本の公的医療保険はこのような制度がないアメリカなどに比べとても充実していると言えますが、現在の急速な少子高齢化や医療技術の進歩により国民の医療費負担は増え続け介護や年金などの社会保障費も増大しています。
今後も現在の公的社会保障が維持されるかは不明確で私達の将来に対する不安は残ります。
このような不安が医療保険や生命保険の加入者数の増加に現れているのかもしれません。

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