医療保険にはいつ入るべきか?

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はじめに

民間医療保険では、病気やケガなどで入院・手術をしたときに「入院給付金」または「手術給付金」を受け取ることができます。
「疾病入院給付金の支払われる生命保険加入率(全生保)」は、令和元年で73.1%となっており、平成5年からほぼ同じ水準で推移しています。
(公益財団法人生命保険文化センター発表「令和元年度 生活保障に関する調査」第Ⅱ章 医療保障,5.医療保障としての生命保険,P60)

医療保険に加入している人は多い!

このデータは生命保険のものですが、生命保険でも医療保険と同じような機能の保障が含まれている商品は数多く、一般的な感覚でいうと医療保険と捉えて良いでしょう。
こんなにも多くの人が加入しているのは、やはり「自分の身にいつ、何が起きるかわからない」という実感があるのでしょう。

しかし、元気で病気のしたことのないような若い世代であれば、その必要性を感じていないのかもしれません。
私自身がそうでした。しかし、昔にはなかった体調の変化をこの頃よく感じています。
また、入院したこともあります。
私達はいざ、身体に異常が出ると病院に通うしかありません。

いつ入るのがベストなのか?

医療保険に入るタイミングは、できれば若いうちが好ましいです。
もちろん「必要性を感じない」「保険料が負担だ」と感じる方もいると思います。
そういう場合は、まだその時ではないのでしょう。
しかし、加入年齢が若ければ若いほど月々の負担を軽くすることができます。
特に「一生にわたって保障が受けられる」終身型医療保険では、加入時から保険料は一定のまま変わりません。
逆に、加入年齢が上がると保険料は高くなります。
それどころか病気・ケガのリスクが高まり、加入すらできない可能性も出てきます。高齢で持病を抱えている人が審査に落ち、「医療保険に加入できなかった」というのはよくある話です。
このように、終身型医療保険では若いうちに入っておけば一生にわたってお得に病気などのリスクに備えられるわけです。

医療保険の終身型と定期型

ところで、医療保険では主に「終身型」「定期型」の2種類があります。
定期型医療保険では一定期間内(10年単位など)の医療を保障するもので、その期間が終わると更新があります。若いうちは終身型よりも安く、また保障内容の見直しができるのが特徴的です(終身型では見直しがしづらい)。
ただし、更新時に査定される保険料の額は、年齢を重ねるほど高くなります。

さいごに

幸いにも日本という国は社会保障が充実しており、公的医療保険(国保・社保など)に加入していれば、医療費を全額負担することなく3割の自己負担で病院に通うことができます。
所得に応じて医療費が高額になった際には、高額療養費制度という自己負担をさらに軽減できる制度もあります。
私もこの制度を利用したことがあります。かなり助かりました。
しかし、まだ若く医療保険に加入してないこともあって、病院に支払わなければならないお金はやはりそれなりにありました。
医療保険に加入することは社会人としての一般常識のような側面があります。
「就職が決まった」「収入が安定してきた」という方は、自分が月々どれくらいの保険料で、どのプランがよいのか医療保険の加入を検討してみるのも良いかもしれません。

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