2つの医療保険の違い!健康保険が優遇されている3つのこと

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はじめに

「国民健康保険」と「健康保険」は何が違うのか知っていますか?
名称だけを見ると「国民が付いているかいないかだけじゃん」と思いますよね。
特に若い方であれば、その違いについてあまり分からないかもしれません。
学校では教えてもらえないですもんね・・・。
なので、私がその違いについて教えます!
国民健康保険・通称「国保」、健康保険・通称「健保(社保と呼ばれることも有り)」は、ハッキリ言ってまったく全然違います!
そして、健保のほうが様々なメリットがあり圧倒的に優遇されています!
そうした健保の様々なメリットから、国保と健保の違いを知ってもらおうと思います。

健保が優遇されている3つの理由

健保は国保に比べて圧倒的に優遇されている理由は主に3つです。
1つ目は「扶養ができること」、2つ目は「保険料の半分を会社が支払ってくれること」、3つ目は「給付金や手当金があること」です。
以降、段落に分けて書いていきますね。

扶養って何?

扶養を簡単に言うと「経済的な援助」のことです。
健保加入者は、国保に加入している自分の家族を被扶養者にできます。
扶養される側は健保に加入することになり、健康保険料を納める必要がありません。
そして第3号被保険者となり、年金の保険料を納める必要もありません。
また、あなたがアルバイトをしていて「保険料を納めてください」という通知書が来ていないとすれば、あなたは親の扶養に入っています。
とても助かりますよね?
この仕組みは国保にはないもので、優遇されていると言えます。

健康保険料の半分を会社が支払ってくれる

国保加入者は健康保険料を、全額自分で支払わなければなりません。
しかし健保加入者は違います。
勤め先の会社が健康保険料の半分を支払ってくれるのです。
これを「労使折半」と呼びます。
会社が半分保険料を支払ってくれるわけですから、当然、優遇されていると言えます。

健保には手当金制度がある

2つの手当金制度を紹介します。
「傷病手当金制度」と「出産手当金制度」です。
傷病手当金制度は、病気やケガによって働けない場合に手当金が給付されます。
一方、出産手当金制度は、出産によって会社を休業した場合の手当金です。
思わぬ病気やケガで入院、また出産は母体にも大変な負担がかかりますよね。
そうした、働けない間も一定の金額を受け取ることで生活基盤を維持したうえで、療養や出産に専念することができるのです。
これらの手当金制度は、国保にはありません。
健保に加入している方のみ適応されるものです。やはり優遇されていると言えます。

さいごに

3つの理由から、国保よりも健保が優遇されていることを書いてきました。
同じ公的な医療保険でこんなにも違います。
また、健保が優遇されている背景には、日本の社会保障制度の制度設計が絡んでいます。
「一家の大黒柱とされる夫がいて、奥さんがいて、子供がいて・・」という家庭を想定して作られています。丈夫な大黒柱があってこそ、建物は安定します。
なので、こんなにも優遇されているということですね。
あなたは、国保と健保どちらに入りたいと思いましたか?
将来を見据えたパートナーがいますか?
もしいるのなら、家族みんなが寄り添えるような大黒柱になれるよう、健保に加入することをおすすめします。

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