医療保険は遡って請求可能?

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はじめに

保険というのは「万が一のことが起こってしまった場合に備えて入っておくもの」という認識をされている方が多いのではないでしょうか。
もちろん、個人年金や学資保険などそういった性質ではない保険もありますが、一般的には何かが起こってしまったときの備えとして入るものですよね。
医療保険もそのうちの一つです。
人間はいつ病気をするかわかりません。
病気をして入院したり手術を受けたりすることになれば、治療費をはじめ多くのお金がかかります。
そのため保険に入っておけば、そのような負担を補ってくれるので安心というわけです。
ところで保険金の請求は遡ってできるものでしょうか?

遡って請求できる?

保険を利用するときの基本的なパターンは、病気による入院生活が終わって退院した後で必要な書類をそろえて請求するというものです。
ですが、病気が見つかり入院することがわかった時点で保険会社のほうに連絡しておき、あらかじめ請求の準備をしてから入院するようにすると、さらにスムーズにことが進みます。
請求のために必要な書類の中には治療を担当してもらった先生に書いてもらわないといけないものが含まれているのがふつうです。そのため入院するタイミングで書類を先に渡しておけば、退院してから書類作成のためだけに病院まで往復する必要もなくなるわけです。

しかし、どんな場合でもそんなスムーズに準備ができるわけではありませんよね。
急に身体の具合が悪くなって、急遽入院しなければならないというケースもあります。
また、あらかじめ入院することがわかっていても、入院中の仕事や家事の段取りに奔走することになると「とてもそんな準備をする余裕はない!」というケースもあるでしょう。
そのような場合は退院してから請求ということになるわけですが、退院直後というのも何かと慌ただしくなる場合もありますし、まだ体調が完全に回復していなくてそこまで気が回らないケースもあります。
そのような場合では、後から請求しようと思っていたものの、ついついそれを忘れてしまうことも珍しくありません。
また、その保険がだいぶ前に入っていたものである場合には、加入していたこと自体を忘れてしまっているケースもあります。

このようなケースで遡って請求することは可能なのでしょうか?
その答えは「大丈夫。請求できます」です。
法律で時効は3年と決められていますので、それ以内であればまったく問題なく請求可能です。
ですので、保険会社に連絡し、必要な書類をそろえて請求するようにしてください。

3年以上経っていたら?

では、3年以上経過してしまってから思い出した場合はどうすればよいのでしょうか?
こういう場合はあきらめるしかないのでしょうか?
いえ、あきらめるのはまだ早いです。
書類さえきちんとそろえられるのであれば、請求できる可能性があります。
このような場合でも、すぐにはあきらめずにまずは保険会社に連絡・相談するようにしましょう。

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