医療保険で満期を迎える前に

18fcb67d3ff907b759b8f9cfc0e87202_s

はじめに

医療保険に入るとき、とても重要なことはその保険がいつまで効くのかということですよね。
つまり、満期はいつかということです。
今回はこのテーマについて改めて確認していきましょう。

満期とは?満期がきたらどうなるの?

「満期」とは、保険の効力が終了することを意味します。
仮に2002年12月12日に保険期間10年の定期保険に入っていた場合、10年後の2012年12月12日が満期日になります。
万が一のために入った医療保険が効力を失うわけですから、満期日までにそれ以降のことは考えておきたいところ。
保険の効果を持続させるために契約の更新をするのか、それとも新たな医療保険に入るのかなどを検討しましょう。
保険の種類は様々ですが、貯蓄性のある保険では一般的に満期保険金といって支払ってきた保険料を受け取ることができます。
支払ってきた期間により、受け取れる金額は違ってきます。

満期保険金を受け取ったら終わりではありません

先ほど満期保険金を受け取ることができるとお話しをしましたが、そこには税金がかかります。
保険料を支払ってきた本人が受け取る場合と、受取人が違う場合で税金の種類や金額も異なってくるのでその違いを見ていきましょう。
まず保険料を支払ってきた契約者本人が満期保険金を受け取る場合、一時所得となるので所得税と住民税が発生します。
税金がどのくらいの金額になるのかというとそれは一時所得の額で決まります。
満期保険金と配当金を足した額から今まで払ってきた保険料の総額と特別控除50万円を引いて、その額を半分にした金額が一時所得額になります。
この額がプラスであれば、税金を払わなくてはいけなくなるというわけです。
一方、満期保険金の受取人が別の人の場合は贈与税となります。
贈与税の場合は満期保険金から基礎控除額である110万円を差し引いた金額が課税所得になります。

まとめ

満期のある医療保険へ入っている方は、満期保険金を受け取ることを目的としてそこだけに目を向けている人は割と多いかもしれません。
しかし、税金が大きくかかってしまったり、満期保険金だけを意識して保険の見直しをせずに家計が苦しくなり途中解約してしまったりして逆に損をしてしまう場合もあります。
いざというときのための医療保険なので、十分に満足できるように活かしたいですよね。
満期後に、その「いざというとき」が来ないとも限りません。
また、年齢や健康状態によっては新たな医療保険へ入るのが難しい場合もあります。
満期日を迎えるその前に保険を続けるか見直すか、もし満期保険金を受け取るならどういった受け取り方をしたほうがいいのか、保険のプロの意見も参考にしながら慎重に検討されることをおすすめします。

関連記事

ページ上部へ戻る