医療保険をすぐに解約したいときの手続きと注意点

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はじめに

病気になって入院や手術をすることになったとき、一番不安を感じるのはからだのことでしょう。
ですが、不安の種はそれだけではありません。
病気治療に伴う出費の増大も気になるところです。
そんな場合の備えとして入る人が多いのが民間の医療保険。
病気に伴うお金の面での不安をカバーしてくれる存在です。
しかし、場合によっては一旦入った医療保険をすぐに解約したいというケースもあるでしょう。
そこで今回は、医療保険をすぐに解約したいときの手続きと注意点について見ていくことにしましょう。

すぐに解約したい場合の手続きと注意点

解約をしたいと思ったタイミング別に手続きと注意点を説明します。

契約後すぐの場合

8日以内であれば、その意思を記した書面を送付することによりクーリングオフの制度を利用することができます。
この制度を利用すれば、契約自体をなかったことにできますので、違約金を取られることもありません。
ただし、インターネットや郵送で申し込んだり、あるいはこちらから代理店などに出向いて契約を行ったりした場合などは、自らの意思で契約をしたと判断される可能性が高くなります。
その場合にはこの制度を利用することはできません。
なお、保険会社によってはこの制度を利用できる期間がさらに長く設けられていたり、インターネットで申し込んだ場合でも制度を利用できたりすることもあります。

ある程度の期間が経っている場合

この場合は通常の解約手続きを行うことになります。
加入している会社に連絡をして解約の旨を申し出るといいでしょう。
すると、そのために必要な書類が送られてくると思いますので、記入の後に提出するようにして下さい。

なお、一旦手続きを行ってしまうと、後戻りして同じ条件で入り直すことはできませんので、この点には注意が必要です。
なぜなら、からだのトラブルに巻き込まれるリスクというのは、加齢とともに増加していくのが一般的だからです。
解約後にもう一度同じ保険に入り直そうと思っても、必然的に前回契約時と比べて年齢は高くなっているわけですから、毎月の支払額が高くなってしまったり、ケースによっては同じ条件での契約ができなかったりする可能性も考えられます。
このため、解約の理由が経済的な負担の大きさというケースでは、保障の内容を見直すことで毎月の負担額を減らすなど、解約以外の手段を選んだほうがいい場合もあります。

最後に

今回は、医療保険をすぐに解約したいときの手続きと注意点について説明してきました。
解約には同じ条件での再加入が難しくなるだけでなく、次の保険に入るまでの間、保障の空白ができてしまうといったリスクがあります。
特に契約してからある程度の期間が経過してから解約したいと思った場合には、すぐに手続きを行うのではなく、一度保険のプロに相談してから行動されることをおすすめします。

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