医療保険の重複加入のポイントとは?

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はじめに

厚生労働省が2019年(令和元年)に公表している「人口動態統計月報年計(概数)の結果」によりますと、日本人の死因は、悪性新生物(がん)の割合がもっとも高く、次いで心疾患・老衰という結果となっています。
こういった病気の治療費に対しては、公的医療保険のサポートを受けることができます。
それをさらに補う形で民間の医療保険に任意で加入する方法があるわけですが、さらにこれを強化する目的で、いくつかの医療保険に重複して入る方法もあります。
この重複加入にはどのようなメリットやリスクがあるのでしょうか?
この記事では、医療保険の重複加入のポイントを中心に紹介していきたいと思います。

医療保険の重複加入4つのポイントとは?

医療保険は、同じ種類や違う種類を組み合わせて加入することができます。
重複加入で良いと思われるポイントを4つご紹介します。
まずは、やはり複数加入なので給付金や満期保険金の金額が増えるという点がありますね。
つづいて、それぞれの保険の良い部分を見極めて組み合わせられるという点もあります。
さらに、リスクを分散して負担を減らすという点や、加入中の保険の見直しがしやすいという点も挙げられます。
これらのポイントの中でリスクの分散について、さらに見ていきましょう。

リスクの分散とは?

一つは保険会社の倒産があったときに、複数の保険会社に分けて加入していることで、保険金が受け取れないリスクを分散できます。
また、入院給付日数や金額といった保険プランによる支払い要件の違いで給付内容に制限がかかる場合などは、期間無期限などの保険と組み合わせる方法があります。
これによってがんなど長期・複数回の入院リスクがある場合、医療保険とがん保険の組み合わせで、大きなサポートが期待できます。
次の項では、がん保険の重複加入について見てみましょう。

がん保険のみを重複加入した場合

日本人の2人に1人はかかると言われている「がん」
こちらも複数の保険に加入することで補償を厚くすることができます。
がんはどの段階で診断を受けたかで治療の仕方や期間などが異なります。
そのため一概には言えませんが、高額療養費の保障を受けても年間100万円ほどかかるとも言われています。
このリスクに対してがん保険で重複カバーしていくことで、経済的な不安・負担を緩和することができます。
特に医療系の保険の特徴に「定額給付方式」があり、あらかじめ支払われる給付額が決まっているので、余裕をもって治療費の支払いに充てられるでしょう。

まとめ

がん保険の重複加入も他の保険の重複加入も、月々の保険料がかさむので、保険にかけられる経済的負担を考慮して、保険選びをしましょう。
長い人生どんなことがあるかわかりません。
自身の希望にぴったりな保険プランを見つけて備えましょう。

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