医療保険に加入している人と未加入の人の割合

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はじめに

何気なく過ごしている日常生活の中でも、さまざまなトラブルに巻き込まれることがあります。
そのようなトラブルに備えるのが保険の役割と言えるでしょう。
保険の中でも人気が高いものとして医療保険があります。
これに加入している人と未加入の人はそれぞれどれくらいいるのでしょうか?
以下で見ていくことにしましょう。

入っていない人は全体の3割未満

何かと批判されることも多い日本の社会保障制度ですが、医療制度に関しては決して質の低いものとは言えません。
国が違えば高額な費用を請求されるような治療を受けた場合でも、日本ならそのうちの数十%を自分で払えば済むようになっています。
さらに、その数十%の負担も、所得に応じて決まる一定額をオーバーした場合には、その分が還付される仕組みさえ整っています。
ここまで充実していると、民間の保険が果たす役割はそれほどでもないようにも思えてくるかもしれません。
ところが、実際はそうではありません。
多くの人が民間の保険にも入っているという現実があるからです。

では、民間のものに入っている人とそうでない人はそれぞれどれくらいいるのでしょうか?
それを知るために、ここからは公益社団法人生命保険文化センターの発表による令和元年度の生活保障に関する調査「生命保険の加入状況」の数字を見ていくことにしましょう。
この調査によれば、加入している人の割合は全体のおよそ73%に及びます。
したがって、未加入の割合は全体の3割未満ということになります。
入っていない人のほうが少数派ということです。

次に、このデータを年代ごとに見てみます。
最も入っていない人の割合が少ないのは40代です。
加入率は約80%ですから、入っていない人の割合は2割程度ということになります。
50代でもこの数字はそれほど大きく変わりません。
やはり、人生の中盤を過ぎていく頃になると自身の健康に対する関心が高まり、万が一のときの備えをしておきたくなるということなのでしょう。

では、逆に若い年代ではどうでしょうか?
30代の場合でも、入っていない人の割合は3割に届きません。
ところが、20代になると少し様子が異なってきます。
加入率は48%と、ここに来てようやく入っていない人の割合が過半数を占めるようになるのです。
20代で未加入の割合が半数を超えているということの背景には、年齢的に病気にかかる可能性が少ないということと、まだ学生の方も多いといった事情が関係しているのかもしれません。

まとめ

この記事では、民間の医療保険に入っている人と入っていない人はそれぞれどれくらいいるのかについて説明しました。
入っていない人は全体の3割以下となっています。
この数字を見ると、民間医療保険に対する人気はかなり高いと言えるでしょう。

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