20代に医療保険の必要性はある？

2022-2-26
医療保険

はじめに

近年、民間の医療保険の人気が非常に高くなってきています。
もちろん、保険があれば病気にならないというわけではありませんが、少なくともそうなってしまったときの経済的なダメージだけは和らげることができます。
その点で必要性を感じる人が増えているということなのでしょう。
ところでこの保険、20代の人でも必要性はあるのでしょうか？
今回は、このテーマについて考えてみたいと思います。

必要性はある

この保険に入っていて、お金を受け取ることができるのは主として入院や手術をしたときです。
一方で、このように病院のお世話になる可能性というのは、年齢が上のほうになればなるほど高くなる傾向にあります。
逆に見れば、若ければ若いほどその可能性は低いということです。
人間の体というのは、年齢を重ねるほど病気になりやすいわけですから、これは当然のことといえるでしょう。
このため、いくら医療保険の人気が高いといっても、20代の人にはその必要性を感じないという方も少なくありません。
しかし、結論からいうと、20代でもこの保険に入っておくほうがおすすめです。
むしろ、必要性は高いといえるかもしれません。その理由としては以下のようなことが挙げられます。

20代でも病気やケガをすることがある

若ければ若いほど体のトラブルに見舞われる可能性が低いといっても、まったく病気やケガの心配がないということではありません。20代でも病院に入院したり、手術を受けたりするケースは当たり前のようにあります。
そして、医療費の自己負担割合は年齢が若いからといって少なくなるわけではありません。一般的に3割は自腹で負担しなければなりませんし、高額療養費制度を使ったとしても負担がゼロになることはありません。
特に入院や手術ということになれば、それなりの金額が出ていってしまうことになります。
中高年の人と比べて経済的な蓄えがそれほどない20代の人にとって、そのような負担はかなりきつく感じられるはずです。
医療保険に入っておけば、少なくともそのような負担は和らげることができます。

保険料が安い

20代の場合、それ以上の年代の人に比べて保険料が安いというメリットもあります。
特に、終身タイプの保険料は、払いはじめの金額が一生に渡って続くことになりますから、それが安い20代のうちに加入しておくとかなりお得感があります。
つまり、月々で考えればそれほど多くない負担で、もしものときの備えができるという点では、むしろ若い20代のうちに入っておくほうがおすすめといえるのです。