医療保険の一種!?養老保険とは

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「養老保険」という保険がある事は多くの方がご存じの事と思いますが、どういった内容を保障する保険で、他の保険とどの様に違うのかはあまり知られていないのではないでしょうか?今回は養老保険とはどの様な保険であるかをわかりやすく解説します。

養老保険とは

養老保険とは、大きく分けると生命保険の一種、という事になります。養老保険と言うと言葉の響きから、高齢者向けの保険商品であるという印象を受けるかも知れませんが、そんな事は無く、若年者から高齢者までどなたでも加入する事ができる保険です。

そして、養老保険の特徴は、保障と同時に貯蓄もできるという点にあります。また、終身保険とは異なり、保障期間に定めがあるのも養老保険の特徴の一つです。養老保険の保障期間は、具体的な例で言うと30年間、加入した年齢が30歳であれば60歳迄、などと言う様になります。

保障期間中に契約者が死亡する事なく、保障期間が満了すると保障期間中に死亡した時に受け取れる保険金(死亡保険金)と同額の保険金(満期保険金)を受け取る事ができます。

また、契約時に決めた保険期間の途中であっても解約する事で解約返戻金を受け取る事ができます。しかしその為、毎月支払う保険料はその他の保険と比べて高い金額に設定されている事が多いです。

養老保険に加入するメリットとしては、万が一の時に備える保障を得ながら、一定期間確実にお金を蓄える事ができる、という事が挙げられます。保障期間中は、毎月一定の期日に、保険料が自動的に引き落とされる為、自分の意志でお金を貯めるのが難しいという方に向いている保険という事もできます。

また、終身保険と異なり、満期となる日があらかじめ設定されている事から、人生設計に活かしやすいという事も言えるかもしれません。

その他の生命保険

比較対象として、養老保険以外の生命保険についても述べたいと思います。

〇定期保険
定期保険は、一定の期間のみ、保障の対象となる保険の事を言います。原則、掛け捨て型になりますが、保険料はその分安く設定されています。比較的安価な保険料で、万が一の際には大きな保障が得られる為、子育て中の親など、経済的な責任が重い立場の人に向いている保険と言えます。

〇終身保険
終身保険は、保障期間の定めは無く、一生涯保障対象期間となります。保障が不要になった際には、解約すれば解約返戻金を受け取る事ができる為、老後の生活資金などが必要な際には解約する事も選択肢の一つとなる保険です。

生涯のどの時点で契約者が亡くなっても保険金が支払われる為、公的制度である老齢年金の支給開始までは終身保険に加入して、老齢年金を受け取れる年齢になったら解約するというのも良いかも知れません。

最後に

今回は、養老保険の特徴とその他の保険との違いについて解説しました。養老保険への加入を検討する際に、この記事が少しでも役に立てれば幸いです。

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