医療保険と生命保険とは

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医療保険とは、一般的な生命保険と違うのか?などという疑問をお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。今回は、生命保険と医療保険の違いや選び方などを解説してみたいと思います。生命保険などは特に、種類の多いものですのでご検討の際に少しでも参考になればと思います。

医療保険とは

一般的に医療保険と呼ばれるものは、公的医療保険の事を指す場合が多いようです。この公的医療保険とは我が国の場合「国民皆保険制度」が採用されているため、国民である以上全員が加入する事となります。

この「国民皆保険」とは生まれてから亡くなるまで加入するものであり、この保険に入っている限りケガや病気になった際、医療費の給付が受けられ自己負担額は、治療費全般の1割から3割となります。

また、医療保険は年齢や働き方などにより加入する保険が分かれます。大きく分けるとその種類は3つに分類されます。

●国民健康保険
自営業者、または退職者や無職の方が加入する保険です。

●健康保険
主に会社が加入する健康保険組合や共済組合・協会健保などの職域保険と呼ばれる保険であり、会社員が加入する保険です。

●後期高齢者医療制度
職業などには関係なく75歳以上の人が加入する保険です。

この様に会社にお勤めの方や、その扶養家族は健康保険に、その他自営業や農家など会社に属さない方は国民健康保険に加入する事になります。この2つの保険には少し違いがあります。

健康保険では出産手当金や傷病手当金が支給されますが、国民健康保険ではこういった保証はありません。保険料は国民健康保険の場合、収入や世帯人数・資産などに応じた額を世帯主が納付します。また、この金額は市町村により違ってきます。

健康保険の場合は給与水準が基本としてあり、これに応じて計算された額の半分を給与から天引きされます、残りの半分は会社が負担する事となっています。これが一般的に医療保険と呼ばれるものです。

生命保険とは

生命保険は各民間保険会社が、提供する保険サービスです。この保険は加入者が保険料を支払い、集めたお金をもしもの時に使用して支払いに充てる「相互補助」の仕組みで成り立っているものです。

生命保険の大きな役割は?

●死亡や高度障害への備え
万が一に備える保険です。お葬式の費用や、残された家族の生活費などに充てる保険です。

●ケガや病気に備える保険
主に入院したりした際の手術費用や入院費用・高度な先進医療費などが保証されます。

●働けなくなった時の保障
病気やケガで働けなくなった時の収入をカバーするために支給されます、「就業不能保険」などが代表的です。

生命保険には死亡時のリスクに対するものと、ケガや病気に対するものとなどがありその種類も多く、目的により選択する必要があります。また、生命保険には加入する際に審査などがあるものも多く、その点にも注意を払う必要があります。

生命保険に加入する際には、保険会社の資料などをしっかり確認し、分からない事があれば、契約する前に保険会社の説明を受ける事が重要です。ご自身に合った保険を探すためには基本となる事柄です。

最後に

公的な皆保険である医療保険は全員が加入しなければならない保険ですが、生命保険はご自身で判断し加入する保険です。医療保険だけでは不安な方などは是非、生命保険の加入も選択肢に入れる事をお勧めします。

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