医療保険に加入の際、ピロリ菌感染は告知が必要なのか

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健康上のリスクがそれほど高くない人と高い人が同じ条件で医療保険に加入することができるとなると、公平ではありません。

そこで設けられているのが「健康状態の告知」という制度になります。これが必要となるのはさまざまなケースが考えられます。

今回は、「ピロリ菌」に感染している場合は告知をする必要があるのか、また、告知をしても保険に加入することができるのかについてご紹介します。

 

目次

1.ピロリ菌とその治療

2.ピロリ菌に感染している場合は告知をする必要があるのか

3.ピロリ菌の告知で保険加入が可能?

4.まとめ

 

1.ピロリ菌とその治療

ピロリ菌は胃の中に住み着いている可能性のある細菌のことです。

発見されたのは40年近く前で、胃がんや胃かいようをはじめとするさまざま病気の原因となることが示唆されています。

この菌が自分の胃の中に住み着いているかどうかは、病院で検査を受けることによって調べることができ、薬を一定期間飲み続けることで菌を退治することが可能とされています。

 

2.ピロリ菌に感染している場合は告知をする必要があるのか

ピロリ菌が病気の原因になるということは、医療保険に入るときの告知は必要です。それに対して質問する項目が告知書類にあればもちろん事実に基づいて告知をしなければならないのです。

もし、ピロリ菌のことを告知しないまま加入し、いざ保険を使おうとなったときに診断書の内容などでその事実が保険会社に知られると、告知義務違反となってしまいます。

そうなると、給付金がもらえないばかりでなく、契約そのものも無効となってしまうかもしれません。

 

3.ピロリ菌の告知で保険加入が可能?

ピロリ菌の告知をした後、契約内容がどうなるかはケースバイケースになります。

薬を飲み続けた結果、菌を完全に退治することができ、その旨を医師が作成した書類で証明できる場合は、通常の健康な人と同じ扱いで保険に入ることができるでしょう。

薬を飲んではいるものの、まだ完全に菌を退治できているわけではないというケースでは、

「完全に菌を除去することができてから加入してください」と言われることが多いようです。

ただし、ピロリ菌が原因かどうかにかかわらず過去に胃やその周辺の臓器の病気にかかり、手術などの治療を受けたことがあるケースでは、加入はできても部位不担保の条件が付いたり、保険商品によっては加入ができなかったりすることもあるかもしれません。

 

4.まとめ

ピロリ菌に感染している場合は告知をする必要があり、告知をしても保険に加入することは可能だということが理解できたのではないでしょうか。

ピロリ菌のことに限った話ではありませんが、医療保険に加入する際の告知は後々のトラブル防止のためにもきちんと行うようにしましょう。

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