社会保険はお得?扶養家族と認められれば健康保険に加入できる

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会社員などが加入する社会保険には扶養家族を自分の健康保険に加入させる事ができる制度があります。
国民健康保険では扶養家族が増えると保険料も高くなりますが、社会保険の場合は保険料の変動がなくお得な制度だと言えるでしょう。加入条件やその特徴などをみてみましょう。

【健康保険制度の特徴】
健康保険は保険料を半分会社が負担してくれる為、国民健康保険に比べ毎月の保険料は安く済みます。また治療を受けた際に病院の窓口で支払う医療費も自己負担額内の負担で抑え高度な医療を受ける事ができます。
健康保険では病気や怪我の治療費は勿論、月の医療費が高額になった場合には「高額療養費制度」というものがあり自己負担額以上の医療費に対して払い戻しがされます。
また療養の為3日以上連続して仕事を休み給料を受けられない場合には4日目以降から傷病手当金が支給されます。この他にも出産、育児一時金や、死亡時の埋葬料、高額介護合算療養費なども支給されます。

【扶養家族の条件】
健康保険は扶養家族として認められれば保険料の負担がなく健康保険に加入できる為とても有り難い制度です。
扶養家族として認められる条件はその人の収入で養われているかどうかがポイントになります。
また扶養家族と認められる親族は3親等以内の親族で同居、別居によっても下記のように条件が変わりますので覚えておきましょう。
(同居の場合)
被扶養者の年収が130万円(60歳以上または障害厚生年金受給者は180万円)未満かつ被保険者の収入の半分未満
(別居の場合)
対象者の年収が130万円(60歳以上または障害厚生年金受給者は180万円)未満かつその額が被保険者からの仕送り額よりも少ない

【年収の条件】
扶養家族になる事ができる年収の条件は130万円以内です。所得税がかからないのは103万円までですが、扶養家族として認められるのは130万円になりますので気を付けましょう。
扶養家族の年収は130万円以内ですが自身が健康保険に加入する条件は週の労働時間が30時間以上になります。
平成28年10月からは下記のような条件で社会保険への加入が義務付けられています。
・週の所定労働時間が20時間以上
・月額賃金88,000円以上、年収106円以上
・1年以上の雇用期間がある
・勤めている会社の規模が従業員500人以上である

【まとめ】
このように健康保険には様々な給付制度があり、被保険者は勿論その扶養家族に対しても手厚い補償を受ける事ができる大変ありがたい制度です。
扶養者になれる条件を満たしている人はぜひ申請をしておきましょう。
また今後は健康保険加入者の拡大がされ、今まで加入対象でなかったパート従業員も健康保険に加入する事ができるようになる為条件を満たしている人は事業所で加入手続きをしましょう。

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