まさか!物損事故の相手が任意保険に未加入だった場合!

b4780bca3b50406e32dd6ebdef1f7805_s

任意保険に未加入の車との物損事故は相手側からの支払いや交渉などを考えると本当に不安で、嫌な気持ちになるものです。保険に未加入の車と事故を起こした場合について、どのようにすればよいのか詳しくみていきましょう。

【実は多い無保険車】
任意保険や、自賠責保険に未加入の車の事を「無保険車」と言います。このような場合、事故を起こしても相手方から示談金を受け取る事はできず必要な賠償金を受けられなくなることがあります。
実際には、無保険車の割合は車両全体から見ると、3割程度となっており事故の10回に3回は無保険車である可能性があるのです。
特に、現在の日本のように車社会になっているといつどこで無保険車との事故に遭遇するかわかりません。
このような場合の対策をしっかりと考えておく必要があります。

【無保険車と物損事故を起こしたら】
通常事故を起こした場合、治療費や、交通事故で働けなくなった場合の休業損害、入通院慰謝料などは相手が保険に加入していた場合は相手の任意保険が支払ってくれるのですが無保険車との事故の場合は、これら一切の補償は受けられません。
このような場合は、自分の保険を利用するようになります。保険を利用すると、第三者による過失割合の判断、示談交渉、車両保険を利用して自己負担分をカバー、交渉の代理などを請け負ってもらう事ができスムーズに事故処理を行う事が出来ます。
保険を利用する事で等級はダウンし、保険料は高くなりますが自分ですべてを行う事は無理がありますし、リスクも多くなりますので、プロに任せるようにしましょう。
また、事故が発生したら保険の有無に関わらずまずは保険会社と警察に連絡をするようにしましょう。

【相手が支払いに応じない場合】
相手が無保険で自賠責保険を超える賠償金の支払いについては、相手に直接請求をするようになります。しかし、すんなりと支払いに応じてくれないケースが多く、このような場合は損害賠償請求訴訟を起こす事になります。
もし、自分の保険に弁護士特約などが付加されていたらそれを使い裁判の手続きをしましょう。
ただし、裁判で勝訴をしても支払われない事があります。このような場合は、相手の財産を強制執行する事ができます。

【まとめ】
保険未加入の車と事故を起こした場合、泣き寝入りしない為には自身の保険に弁護士特約を付けたり、過失割合が10対0などの貰い事故の場合自分の車両保険をつかうと等級がダウンするのを防ぐ「車両保険無過失事故特約」というものを付加する事をお勧めします。
これを使うとこちらに全く非がない事故の場合、等級はダウンせず保険料も上がりません。
車両保険を検討する場合は、このような事も忘れずにチェックしておきましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る