人生設計の基本公式を使い将来設計の為の貯金を始めよう!

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老後の生活に対して、私達はどれくらいの貯金をしておく必要があるのでしょうか?
しかし、個人によって将来にかかる金額は変ってくる為、はっきりとした答えを出すのは難しいのも事実です。しかし将来設計の為の貯金には、基本公式があり将来いくらあればよいのか、明確にする事ができるのです。

【人生設計の基本公式】
必要貯蓄率を求めるには、まず老後生活費率×手取り年収-年金額-現在の資産額÷老後年数を計算します(1)
次に、現役年数÷老後年数+老後生活費率×手取り年収(2)を求めます。
1で求めた数字を2で求めた数字で割った数値が必要貯蓄率となります。
具体的に実際に数字を入れながら、見てみましょう。
会社員の50歳の男性現役時代の手取り年収の平均額を600万円とします。65歳まで働き、95歳までを老後年数と予定します。
現在、確定拠出年金等を合わせて1200万円の貯蓄があったとします。また、年金は年額180万円と予想しています。
この男性の場合年収600万円、月額の給料は約50万円となります。実際に必要になる老後の費用は現役時代の約7割程度となっていますので、この男性の場合約35万円程度必要となります。

【公式に当てはめて計算】
まず、現役時代の年収(600万円)に老後生活費率の0.7をかけます。これに当てはめると420万円という数字が出ます。
次に、現在資産額1200万円を老後年数の30年で割ります(40万円)
これらをもとに、分子の計算をします。420万円から年金年額180万円を引いて更に40万円を引きます(200万円)
そして、現役年数を老後年数で割ります。この男性の場合15年を30年で割り0.5になります。
この数字に先ほどの0.7を足し1.2になります。この数字を手取り年収にかけて、720万円になります。分子の200万円を720万円で割ると0.277となり、600万円の年収の約27%がこの男性に必要な貯蓄率になります。

【もしもそんなに貯蓄できないなら】
先ほどの男性の場合、600万円の約27%は162万円になります。年間162万円も貯蓄するのは困難に感じる人も多いでしょう。
そのような場合には、老後生活費をもう少し減らすか、現役期間をもう少し延ばしてリタイアを70歳前後にするなどの方法があります。

【まとめ】
先ほどの公式に当てはめると、所得の高い人も低い人も、資産が多い人、少ない人も必要な必要貯蓄率を調べる事ができます。
収入が少ない人でも、資産が少ない人でもできる貯金方法は多くあります。自分ができる貯蓄方法を見つけ、無理をしない範囲で将来への貯蓄を行っていきましょう。

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