医療保険が出ない?トラブルを防ぐために給付条件を知っておこう

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病気や怪我で入院した場合などに備え医療保険に加入している人も多いと思いますが、保険会社に保険金の請求をした場合に「今回は、保険金はおりません」と言われて驚いた経験のある人もいるのではないでしょうか?医療保険のトラブルを未然に防ぐためにも保険金が支払われないケース等について理解しておくと安心です。

【医療保険が支払われないケース】
医療保険が下りない場合は下記のようなケースです。
・同じ病気または関連性のある病気で入院した場合
・日帰りの場合しか保障されない保険の場合
・給付対象外の手術だった場合
・入院を伴わない通院治療の場合
・所定の状態を満たさない三大疾病の場合
・がんなどの先進医療を受けた場合

【日帰りで受けられる手術の一例】
自分では入院することになると思っていても、実際には日帰り手術になるケースも多くあります。
このようなことにならないためにも、事前に日帰り手術となるものの一例を確認しておきましょう。日帰り手術の一例として下記のようなものがあります。
そけいヘルニア手術、甲状腺切除手術、巨大脂肪腫摘出手術、乳腺腫瘍摘出手術、経皮的経管冠動脈形成術、シャント造設術、下肢静脈瘤手術、手根管症候群手術、後部尿道ステント、ステント挿入手術、白内障手術、肝動脈塞栓術、鼻骨骨折、頬骨弓骨折などが日帰り手術の対象になります。

【治療を目的とした入院】
医療保険で給付される手術給付金は、医療保険の基本的な保障の1つとなります。医療保険における一般的な手術定義は「治療を目的とした器具を使い生体に切断、摘除などの操作を加えること」となっています。
これらを考えると、以下のようなケースでは医療保険の対象外となります。
・検査のみを目的としたもの
・吸引、穿刺、神経ブロック、などの処置
・美容整形や歯科矯正などの治療を目的としないもの
・先進医療保険
対して、給付の対象になるのは約款で定められた88項目の手術、公的医療保険の対象となる1000種類の手術などです。

【まとめ】
病気や怪我のリスクに備え医療保険に加入している人は多くいますが、その保障対象や保険金の支払い対象などを知らないと後に困るのは被保険者です。自分にはどのような保障が必要で医療保険に加入するのかを考え、保険を選択することが大切でしょう。特に三大疾病や、がん治療、先進医療などは治療費も高額になるため保険金の支払い事由などは十分に確認しておき、「医療保険が支払われなかった」というトラブルのないように確認しておく必要があります。

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