医療保険の保険料が高いと感じている人は多いのではないでしょうか？医療保険は払い方を変えれば、実はもっと節約できるのです。これを機会に医療保険の払い方について考えてみましょう。

【全期前納払い】
医療保険の支払いは、毎月口座から引き落とす形にしている人がほとんどだと思いますが、保険料の支払いは年払い、半年払い、全期前納払い、一部前納払いなど様々な方法があります。中でも最も保険料を節約できるのが全期前納払いです。全期前納払いは、加入時に保障期間すべての保険料を支払う方法です。月払いから全期前納払いに変更するとどれくらいお得になるのか比べてみましょう。
・A社　8.4%
・B社　7.8%
・C社　8.8%
このようにどの保険会社でも月払いから全期前納払いに変更した場合8％前後お得になることがわかります。しかし、全期前納にする場合その間の保険料を全額支払う必要があるため、資金に余裕があること、保険料を支払っても将来のライフプランに支障がないか慎重に考える事などが重要でしょう。

【一部前納払い】
全期前納よりは、保険料の節約が少なくなりますが全額資金を用意することが難しい人は、一部前納払いというものもあります。一部前納払いは年払いよりも少し節約でき保険料がお得になります。
月払いから一部前納払いにした場合どれくらい保険料がお得になるのか、それぞれ比較してみましょう。
・A社　2.5%
・B社　3.8%
・C社　2.6%
このように、月払いから一部前納払いに変更した場合2.5～3.8%程度お得になるおとがわかります。
但し何年分の保険料を前納できるかは保険会社によって異なりますので、事前に確認しておく必要があります。

【前納保険の注意点】
保険料の支払いを年払いや、半年払いに変更したい場合は保険会社に連絡をして変更することができますが、全期前納や、一部前納は新たに保険に加入する場合のみ設定することができるものです。また年払いや、半年払いにする場合も手続きをする際に5か月分の保険料が必要になりますのであらかじめ準備しておきましょう。

【まとめ】
保険料を前納する場合は、払込保険料の総額が少なくなり家計にとっては、大きな節約となりますが、長い人生ですから家族や周りの人にどのようなことが起こるかわかりません。突然の病気や事故、教育費の負担などがあっても対応できるように余裕をもった資金作りをしておく必要があります。
また支払い方法を変更する場合の試算や、条件等については事前に保険会社に連絡をして確認しておきましょう。