脳出血で医療保険はおりる?給付金が下りるのはどんな時?

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今や脳の血管が詰まったり、破れたりする人は年間25万人以上にものぼると言われ、心筋梗塞よりも増加しそうな勢いです。
このような万が一のリスクに備え医療保険に加入する人も多いことでしょう。脳出血などの三大疾病を患った場合、医療保険は確実に下りるのか確認しておくことが重要です。

【脳出血の定義】
医療保険で言われる三大疾病とは、がん、心筋梗塞、脳卒中の3つになります。脳梗塞は多くの場合保険の対象になりますが。脳出血は保険の対象となる確率は低くなります。
血管が詰まれば、脳梗塞になり血管が破れれば脳出血が起こるのです。脳出血は脳細胞内だけの出血ではなく、脳細胞周辺への出血も含み頭蓋内全体に起こる出血を言います。
保険の給付金を請求する為には、脳卒中による脳出血であることが前提になります。脳出血は多くの種類がありますがクモ膜下出血と、脳内出血の2種類のみが対象となっていますので保険対象は非常に少なくなります。

【脳出血でも医療保険は下りる?】
上記のようにクモ膜下出血と、脳内出血と診断された場合でも、更にその後60日以上の言語障害や、運動機能障害、神経障害などについて改善の兆しが見られず高度障害認定を受けなければ給付の対象にはなりません。
脳出血で倒れ病院に運ばれた人の多くは、平均30日前後入院してそれ以降は通院でのリハビリを行い回復へ向かうケースがほとんどです。
特に現在のように、医学が発達し治療法も昔にくらべ随分と改善された今日では、保険の三大疾病の条件を満たすケースは減少しているのです。

【三大疾病保険の必要性】
日本人の死因トップ3に三大疾病が入っています。三大疾病は私達にとって大変恐ろしい病気であることがわかります。また、三大疾病を発症したら、治療にかかる期間は長期化する可能性があり、中でも脳梗塞はダントツに多くなっています。これらを考えると三大疾病になると、通常の病気よりも医療費がかかることが予想されます。
また、治療中は今まで通り働くことができなくなるため、多くの家庭で収入は以前よりも減ることになるでしょう。
このようなことを考えると、三大疾病の支払い条件が多少厳しくても、勤務先で加入している健康保険の補償が充分ではない場合や、福利厚生がなく傷病手当がない自営業者の方、貯蓄が少なく収入減に備えられない方などは医療保険に加入しておいた方がよいでしょう。

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