地下価格上昇!将来の土地の価格はどうなる?気になる土地の価格

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平成29年3月21日に地価公示価格が発表され、全国的な平均をみると2年連続で上昇していました。今後も土地の価格は上がっていくのでしょうか?それとも下がっていくのでしょうか?さまざまな観点からみてみましょう。

【上昇している地域は限定されている】
全国の平均では、確かに上昇していますが、全国的に上昇傾向にあるという事ではなさそうです。
これは、用途別、地域別に細かく見てみるとわかります。商業地で地下上昇しているのは、上位5位までがすべて大阪圏となっています。
これは、増加し続ける外国人観光客の影響を受けていると思われます。また、三大都市圏以外でも上昇傾向にあるところもいくつかあります。
札幌、仙台、広島、福岡などでは三大都市を上回る上昇率となっています。
また、住宅地の場合、交通の便や利便性などが地価の上昇に大きく影響を及ぼしています。千葉市の郊外にある1980年代に分譲されたニュータウンでは、住民の高齢化や、駅からの利便性の悪さなどから需要が減り、地価は下落していることがわかります。
地価の上昇は全国的に上がっているのではなく、一部地域に限定されたものであることがわかります。

【どのようなことが地価価格に影響する】
東京都心部では、東京五輪開催に伴い、商業施設の建築、再開発やインフラの整備などが行われており、これらが影響して土地の価格は上昇しています。
また、2015年の相続税増税に伴う税金対策としてアパートの建築が急増しました。さらに、日銀のマイナス金利の影響もあり、多くの銀行では資金が潤沢になっています。これが影響して、アパート経営をする人への貸し出しが強化され融資を受けやすくなったということも影響しているでしょう。
そして、建築費や、材料費などの値上げも影響し都市部のマンションや戸建ての価格は上昇しているのです。

【将来土地の価格はどうなっていく?】
では、今後土地の価格はどうなっていくのでしょうか?東京オリンピックを目指し、多くの建物が建設されますので、市況としてはその前2018年あたりが節目になってくると予想されます。
住宅地は、横ばいまたは緩やかな上昇を見せるのではないかと予想されます。しかし、利便性の低い土地などは、需要がますます低くなり土地の価格は下落するのではないかと予想されます。
このように、土地の価格は、物件ごとや、地域によって大きな差があることを理解しておきましょう。

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