複数の保険の重複加入はできる?できるものとできないもの!

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複数の保険に加入し同一または類似の補償を重ねて契約している場合そのすべての保険に関して給付金の請求ができるのでしょうか?重複している場合の保険金の支払いや重複ができる場合、できない場合をみてみましょう。

【保険が重複できる場合、できない場合】

保険の重複加入が出来るものは医療保険です。医療保険は重複加入していれば加入している分の給付金を受け取る事ができます。例えば入院日額1万円の保険に3社加入する事は可能で入院時には3万円受け取る事ができます。ただし先進医療特約は同じ保険会社で1つしかつける事はできませんので気を付けましょう。医療保険は自動車の損害保険などと違い実際にかかった医療費と給付金は関係がありません。これに対し自動車保険や火災保険などの損害保険は実損害分の支払いになりますので損害額以上の給付金を受け取る事はできないとう点が大きな違いでしょう。

【医療保険を重複するメリットとデメリット】

それでは重複加入する事ができる医療保険については重複した場合メリットとデメリットについてみてみましょう。メリットは医療保険で見ると上記のように入院や通院日額が加入件数分だけ増えその分多く給付金の請求ができることでしょう。火災保険等は補償内容の違うものにそれぞれ加入していれば不足分を補う事ができます。例えばA社では「火災、盗難、風災、破壊」などを対象とした保険に加入しB社では水災に対しての保険に加入するなどと言う場合です。一方デメリットはこのように手厚い補償が受けられる一方で保険料が高額になる事でしょう。そのためコスト面を考えると重複契約する事はあまりお勧めできません。さらに火災保険について保険金は家の評価額を基準に支払われる為、重複契約をして評価額以上の金額になっていても超過分の保険料が支払われるわけではありません。このような事から考えると火災保険で重複契約をするメリットはあまりないように思います。重複した保険に加入するよりも基本補償に特約を付けて補償の充実を図る方がはるかにメリットはあると思います。

【まとめ】

保険は万が一に備えたお守りのようなものです。いつ必要になるかわからないものに長期間多くの保険料を支払う重複契約をするよりも自分にとって本当に必要な保険額を知り家計の負担にならない程度の適切な保険料を支払う方がよいでしょう。特に火災保険においては評価額以上の保険金が出ない為、重複契約をするメリットはほとんどないと思います。保険の契約時には適切な評価額を設定し無駄のない保険に加入するようにしましょう。

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