保険にはとりあえず加入しているがその保障内容や掛金などについては全くわからないと言う人は案外多いのです。しかし加入している保険についてわからないとどのような時に保険がおりるのもわかりません。万が一の時に困らない為にも加入している保険について知っておく事が大事です。

【掛け捨てと積立型】

生命保険料についてみると掛け捨てと積立型があります。生命保険では多くの場合が掛け捨て型になりこの場合被保険者に万が一の事がなかった場合支払った保険料は返ってきません。これに対して積立型では掛け捨てよりも保険料は高くなりますが払い込み期間が終了するまで保険金の請求がなかった場合（被保険者に万が一の事がなかった場合）は払い込んだ保険料に利子をつけて払い戻しがされこれを貯蓄型の生命保険と言います。

【生命保険の保障内容】

保険の中でも生命保険は毎月の掛け金が高額になり契約者の負担も大きくなっているのですが、保障内容についてきちんと理解している人はほとんどいません。例えば死亡時の保険金が５千万円だった場合も病死なのか、怪我による死亡なのかによって保険金は変わるという事を知らない人も多いのです。さらに保険期間の途中である１０年後、１５年後に保険料が大幅に上がる事を知らないまま契約をしている人も多くいます。このように保険に加入している本人が保障内容や掛金について無知な場合が多くそれはとても危険な事だと思われます。多くは保険会社の十分な説明がなされていない事から起こるトラブルですが契約する私達にも高額な保険料を支払うという事をもっと自覚して契約をする必要があると思います。

【保険の大前提】

保険は万一の事態に備えるものである事を理解しておきましょう。また保険は掛捨てが基本で貯蓄性のあるものは、その分保険料が高くなりますし、自分で投資をしたり貯金をしたりする為あまり必要ではありません。そして死亡保障については残された家族に対する保障になる為、自分に万が一の事があった場合に家族が生活していく上で必要になる金額を考え設定しましょう。これは妻が専業主婦である家庭や、共働き世帯、子供の人数等によっても変わってきますので自分にとって必要な保障を事前にシミュレーションしておくとよいでしょう。

【まとめ】

自分にとって必要な保障はその人の年齢や、収入、家族構成などによっても違いますし、支払う事ができる保険料も人それぞれ違います。私たちは全てを保険会社に依頼するのではなく自らの意思を伝え多くの保険から自分が必要なものを選び、契約するという意識へ変えていく事が大事でしょう。