将来必要なお金について考えよう!

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はじめに

最近では「老後に2000万円必要」なんてニュースでよく取り上げられていますよね。
それを聞いて将来に不安を抱いている人も少なくないはずです。

ですが、本当に国民全員が一律して老後に2000万円ものお金が必要なのでしょうか?

個々人の生活スタイルは異なるわけですから、当然ながら必要になってくるお金も違ってきます。
それにも関わらず「2000万円必要」という言葉だけが独り歩きしているようでなりません。

ですから、今回は「将来必要なお金」について少し考えてみたいと思います。

いくら必要か把握しよう!

「将来必要なお金」という言葉の「将来」とは、多くの人にとっては「老後」を指すのではないでしょうか。
では、老後に必要なお金を考える上で重要なことは何か。
それは必要なお金を把握することです。

必要なお金とは、大きく分けて継続的なものと一時的なものとがあります。
継続的にかかるお金としては、食費や光熱費などの生活費をはじめとした毎月欠かさずかかる費用のことです。もうすぐ退職で老後が近い年齢であれば、この費用にさほど変化はないはずなので算出しやすいでしょう。

この費用がはっきりと分かれば、その金額をもとに1年間にかかる費用を計算しましょう。そこに固定資産税など年単位でかかる費用を足せば、おおよその老後1年間で必要なお金が見えてきます。
さらに、その金額に予想する老後の年数をかけると、老後の継続的にかかる費用が導き出されます。

それとは別に、住宅ローンの残りや住宅のリフォーム費用、旅行などの老後を楽しむための資金など一時的にかかるお金もあります。
このお金と上記の継続的にかかるお金を足すと、将来必要なお金の全体像がつかめます。
それから、老後までに貯蓄できるであろう金額と年金などの老後の収入を足して老後得られるであろう金額を求め、そこから将来必要なお金を引きます。

すると、将来必要なお金が現状で準備できるかどうかはっきりしてきます。
それがはっきりすれば無駄に不安を抱えなくてすみます。

若いのなら貯金を

もし、今この記事を読んでいるあなたが若い世代であるのなら貯金をおすすめします。
20代で結婚もしていなければなおさらです。
なぜなら、20代で独身なら生活費も一人分しかかからないので、たとえ給料が少なくても他の世代に比べて支出が上回ってこないようにできます。
もちろん「無駄使いをしなれば」の話にはなります。
ですから、上記と同じように毎月必要なお金を把握し、無駄な費用を抑えるようにしましょう。
それに加えて毎月いくら貯金をするか決めておけば、将来に備えてそれなりの金額を貯めることも可能になります。

確実に備えるのなら個人年金はいかが?

そんなに若くなく貯金に回すお金を上手く作れない人や、若いけど貯金が苦手という人は、個人年金保険はいかがでしょうか?
個人年金保険は、保険料を払い終える前に途中解約してしまうと元本割れしてしまう可能性があります。(つまり簡単には解約しない・できない)
また、預金口座から自動的に保険料を引き落とす方法がとれます。
これらの点から容易に解約することなく確実に将来必要となるお金を積立てる手段の一つといえます。
ただ、元本割れする点においてはリスクともいえるので、その点は考慮して加入を考えてください。

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