保険は解約するタイミングによっては契約者にとって損になる事もあります。解約する場合のメリットやデメリットと保険をやめるタイミングを十分に理解しておくことが大事です。

【医療保険を辞めてはいけない時】

保険には辞める事で契約者に不利になるタイミングがあります。医療保険では病気直後の解約です。病気の直後に解約をしてはいけない理由として医療保険の時に契約者の過去５年～現在までの健康状態を加味する保険会社がとても多く契約の際にはこれを重要視しているからです。例えば現在の医療保険が高いと感じ安いものに加入しようと考えている人はもし過去５年以内に入院や手術を伴う病気をしていた場合新たに契約ができない場合や、割高の保険に加入する事になりますので結局は加入者の損になるのです。このようになった場合以前より保険料は高くなるか保険に加入できないというリスクが起こりますので解約を考える時には自分の病歴についてもしっかりと把握しておく必要があります。

【積立型の保険を辞めてはいけない時】

もう一つの辞めてはいけないタイミングは積立型の保険の契約後２年以内の解約です。積立型の保険に加入している場合は２年以内に解約をした場合解約返戻金が著しく低いケースが多いのです。契約期間が２年以降の解約であっても解約返戻金は継続するほど増えていく為戻ってくるお金と支出のバランスをしっかりと見極めた上で解約を検討するようにしましょう。保険を辞める時には返戻金のリスクもありますが万が一の保障がなくなるというリスクも考えておきましょう。もしも金銭的な理由で保険の解約を考える場合は契約中の特約の解約で保険料を抑える事ができますので保険の担当者に相談をしてみましょう。

【保険を辞めるタイミング】

では保険を辞めてもよいタイミングとはどのような時になるのでしょうか？定期型の保険の場合は保険の満期時、積立型の保険の場合は解約返戻金の額を考え損にならないような時でしょう。しかし外貨積立型の保険の時には注意が必要です。このような保険の場合保険料も解約返戻金も外貨計算になる為常に変動するのです。

【まとめ】

保険の解約にはリスクも伴う事を十分理解して短期的に考えるのではなく長い目で見て考える必要があります。また契約をする時には現在の収入だけを考えて安易に契約をせず、将来の収支設計も視野に入れて無理のないような保険料金で設定をしましょう。そして保険を全くなくしてしまうのは保険料の支払いがなくなるメリット以上に将来的な不安とリスクが発生する事も忘れてはいけません。