将来に向けての貯金のおはなし

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はじめに

ある説では「日本人はお金を貯めるほうだ」と聞きますが、近ごろは景気後退で状況も変わってきているのかもしれませんね。
しかし「貯金は意識してやるものだ」とも聞きますので、将来を見据えてコツと備えておくことは大切なことと思います。
そこでこの記事では、預金や貯金そして貯蓄の意味合い、いまどきの貯蓄事情、さらに保険も含めた備え方について、ご紹介していきたいと思います。

預金・貯金・貯蓄はどう違う?

冒頭で「貯金」と「貯蓄」というワードを出しましたが、「そもそも貯金と貯蓄って違うの?」なんて疑問を持ったことはありませんか?
記事のはじめに、まずはこの2つの違いを確認してみましょう。
まずは貯金ですが、似た言葉に預金というのもありますよね?預金が銀行などの金融機関に預けていることを指しますが、貯金はさらに幅を広げて「お金を貯める」ことを指します。タンス預金も貯金箱の貯金も、会社の財形貯蓄もひっくるめて使われる言葉です。
またさらに貯蓄はさらに広い意味となり、預貯金に加えすべての金融財産すべてを網羅しています。

貯金で備えるという選択肢

あるデータでは、貯金で備える人のおよそ7割が「いざというときのために」と回答しているようです。確かにお給料も口座振り込みがほとんどですし、通帳を見れば現在の残高が一目瞭然です。
では「いざ」とはどんな時でしょうか?
想定できるのは、短期的と長期的の2パターンです。
前者は冠婚葬祭や旅行などが入ります。そして後者は結婚や子育て、病気でお仕事ができなくなったときや老後資金が入ります。
そしてその使用目的は、あなた自身に加えて家族や周りの方々への医療費などになるでしょう。
前者で挙げた短期的に必要なお金に対しては、普通預金や定期預金などで備えることが可能と思いますが、後者の長期的な必要なお金に対しては、貯金だけで対応していくのは少し心もとない気もします。

長期的に貯める選択肢

お金を貯める方法を広い意味の貯蓄で考えた場合、少し手間はかかりますが他の金融商品にも目を向けてみると、さらに選択の幅が広がります。
長い目で見て必要となる子育てや働けなくなったとき、老後資金などには、長期でじっくり貯める投資あるいは、貯蓄型の保険という選択肢があります。

貯蓄型・積立型保険で備える

貯蓄型・積立型の保険には、「終身タイプの保険」や「個人年金タイプの保険」「学資保険タイプの保険」などがあります。
これらは保険商品ごとに特化した補償と、満期保険や解約返戻金などで、ライフイベントに関わる備えができます。
ただし、途中解約の場合は、戻ってくる金額が支払い額を下回る可能性もあります。そのため、無理なく続けられる保険選びと、途中解約のタイミングを見極めることが重要です。

個人向けの国債で備える

個人向けでリスクが低く、国が元本・利子を保証してくれるものとして、1万円から始められる「国債」があります。
国債は各銀行や全国のゆうちょ銀行そして証券会社で購入できます。
元本と利子が保証されて、リターンが期待できる国債は、安心して始めやすい投資ではないかと思います。
種類は3つ、固定金利で3年満期型・5年満期型、変動金利で10年満期型があります。
3つとも開始から1年後には解約することができ、現金化できることも魅力です。
「いざ」というときにすぐに対応できそうですね。

まとめ

さて、今回は景気が不安定なこの時期に備えたい、貯金・預金・貯蓄の違いについて、さらに備える目的や、必要なお金のため方についてもご紹介しました。
さあ、あなたはどの方法で備えますか?
賢く備えて「いざ」というときに役立てていきましょう。

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