老後に困らない為の将来設計!老後の準備金はいつから始める?

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減っていく年金、受給開始年齢の引き上げなど私達の老後は決して安心できるものではありません。
このような不安定な世の中ですから老後に、困らない為にしっかりとした将来設計を立てて早くから準備をしておく必要があるでしょう。
では、実際にいつから開始しどれくらいの準備金が必要になるのでしょうか?

【退職金や企業年金にもリスクがある】
老後の資金として、退職金や企業年金があるから大丈夫と考えている人も多くいますが、
これは非常に危険です。というのも、現在多くの企業で退職金や企業年金のカットが行われていたり、将来倒産するリスクもあるからです。
企業年金や、退職金に過度の期待をかけすぎるのは大きなリスクがありますし、必ず貰えるという保証はありません。
これらは実際に貰えるまで、わからないというのが本当のところでしょう。

【老後の資金準備はいつから開始する?】
では、老後の資金の準備はいつから開始するのがよいのでしょうか?開始するのは早ければ、早いに越したことはありませんが、夫婦ともに年金だけの生活になってから貯めるのは難しい為、退職する前にできるだけ準備しておきたいものです。
老後の準備金を開始するのは遅くても45歳くらいからを目途に行う必要があるでしょう。
しかし、住宅ローンは多くの家庭で、定年までの支払いにしていますし、子供の教育費は高校~大学卒業までの7年間が最も負担が大きくなります。
これらを考えると、ほとんどの家庭で40歳~50歳にかけて家計の支出はピークになり、世帯によっては収入が支出を上回る家庭も出てきます。
このような苦しい中でも、1万円、2万円でもいいので少しずつ老後の準備をしていきましょう。何故なら準備期間が5年違うだけでも、後の負担は大きく変わるからです。老後の準備金は後の負担を考え少しでも早くから準備を開始する事をお勧めします。

【実際に準備する金額】
それでは、老後の準備金としていくら位あればいいのか見てみましょう。老後は無年金、無収入になる60歳~65歳までが最も家計の負担が大きくなります。
老後に必要になるお金をざっと計算してみました。60~65歳までの無年金、無収入の時には夫婦の場合生活費として月に26万円程度必要になり、65~82歳まで夫婦で暮らした場合22万円程度、その後一人になった場合は、約15万円程度で計算します。
全て合計すると7,700万円になります。この間貰える公的年金を差し引くと約2千万円程度が必要になります。世帯によって年金の額や、再雇用制度を利用し無収入の期間がないようにする、夫婦の年齢差があるなど金額は変わり一概には言えませんが一般的にこれを目安に貯蓄をしていくようにしましょう。

【まとめ】
老後の準備金として最低2千万円程度は準備しておくようにしましょう。ただし、この間配偶者の病気や、家のリフォームなど大きな出費が必要になるケースも多くありますので資金は余裕をもって早めに準備しておくと安心です。

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