将来受け取る年金額を調べる方法はどのようなものがある?

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自分が将来どれくらいの年金が貰えるのかは、老後の生活設計を立てる上でも重要な情報になります。将来受け取る年金の受給額を調べる方法をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【公的年金】
公的年金にも、障害年金、老齢年金、遺族年金など様々なものがありますが、ここでは基本となる老齢年金の受給額の調べ方についてみてみましょう。
老齢年金は、老齢基礎年金と老齢厚生年金の二つがあります。老齢基礎年金は国民年金から支給されるもので、老齢厚生年金はサラリーマンや公務員等が加入する厚生年金から支給されます。
勿論国民年金保険を支払っていない場合は、老齢基礎年金は支給されませんし、自営業者などで厚生年金に加入していない人は、老齢厚生年金の支給はありませんので注意しましょう。

【年金受給額を調べる方法】
国民年金の場合は、免除期間等がなければ自分で計算することもできます。老齢基礎年金を全期間納付した場合780,100円貰うことができますので、その場合の計算式は下記のようになります。
780,100円×保険料納付月数/加入可能年数×12
免除期間があったり、未納月がある場合などより詳しい金額が知りたい場合は、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を利用して調べることができます。

「ねんきん定期便」
年に1度誕生月に、日本年金機構から加入者に送付されるのが「ねんきん定期便」です。
ねんきん定期便は、50歳前の人と、50歳以降の人に送付される内容が少し異なりますので
送付された書類を確認するときには気を付けましょう。
50歳前の人に送付される書類には、「これまでの加入実績に応じた年金額」が記載されていますが、50歳以降の人に送付される書類には、「老齢年金の年金見込み額」となっています。ですから、50歳前に送付されるねんきん定期便では、今まで納めた年金額はわかりますが、実際に貰える年金見込み額はわからないのです。

「ねんきんネット」
50歳未満の人が自分の年金見込み額を知る場合は、「ねんきんネット」を活用するとよいでしょう。
ねんきんネットは、基礎年金番号を持っている人なら、誰でも利用することができますが、事前に利用登録と、ID、パスワードの発行が必要になります。ねんきんネットを利用すれば、自身の年金記録や将来受け取ることができる年金見込み額などを調べることができます。
このように、今は様々な方法で自分の公的年金受給額を調べることができます。早くに自身が受け取る年金額を知っておくことで、不足分について備えることができたり、事前に対策を取ることができます。是非これらを活用して自分の公的年金受給額を調べておくとよいでしょう。

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